「翁」「千歳」に続き3番目に登場することから名付けられた「三番叟」は、能の「翁」を起源とする演目です。天下太平、五穀豊穣、家内安全を祈願するご祝儀の舞で、舞台の幕開けや結婚式など、おめでたい席で演じられます。 二人の三番叟が、足を高く上げて大地を踏みしめ、土の中に潜む悪霊を追い払います。続いて稲穂をかたどった鈴と扇を使って、種をまき、長寿を象徴する鶴亀の舞を踊ります。一人が休もうとするともう一方が呼びに行き、ヘトヘトになるまで踊り通します。 出演 阿波人形浄瑠璃研究会青年座