≪木製ドラム≫
三重県鈴鹿市。大きな大きな木製ドラムを作る職人さんです。材料は厚さ2.7cmの松の板。製材した板を66枚使います。強度を上げるため、60度で角度を変えながら3段に板を重ねていきます。重ねた板を直径2.6メートルの円盤状に切り出し、釘で固定。円盤2つを立てて、ボルトを通し、内側に円形に板を留め付けます。電気ケーブルなどを巻き付けて保管するのに使う木製ドラム、修理や再利用がしやすく工事の現場などで重宝されているそう。
≪カボチャの軸切りバサミ≫
新潟県三条市。こちらの職人さんが作るのは、カボチャの軸切りハサミ。まず棒状の鋼を熱し、軟らかくします。それをプレス加工、だんだんハサミの形になってきましたよ。特殊な形で曲がりが重要なのだそうです。ハサミの刃を薄く研磨して、切れ味を良くしていきます。カボチャの軸の奥深くを切れる形に出来上がりました。一般的なハサミとの違いは一目瞭然。「このハサミのおかげで美味しいカボチャが取れる」と農家さんは笑顔です。
≪集魚灯≫
埼玉県富士見市。「集魚灯」を製作する職人さんに密着しました。集魚灯とは読んで字のごとく、漁で魚を集めるための灯具です。まずは耐熱性や耐久性に優れた硬質ガラスのの素地を型に入れ、空気を送り込んでいきます。人間の頭2つ分はあろうかという大きさに。その中へ特殊な形をした電球を仕込み、できあがった集魚灯はこうこうと夜の海を照らします。夜の漁には欠かせない明りですね。
≪熊手≫
栃木県栃木市では、熊手を作る職人さんが。材料は真竹、竹の節をバーナーであぶり、やわらかくして真っすぐにかたちを整えます。そして2センチの幅に割った竹を削っていきます。足で細かく竹を反らしながら厚みの調節をするのが大事なんだとか。弾力性のある竹の先を曲げて束にまとめ、熊手の出来上がり。たまに遠方でも商品を見かけることがあり、大事に使ってくれている人見るととってもうれしいそうです。
≪水車≫
長野県安曇野市。木製の水車を作る職人さんをご紹介します。
長さ70センチの大きな角材を半分に割って丸い溝を掘り、接着剤を塗ります。そこへステンレス製の棒をはめ込む。棒が中心に来るようにカンナで調整します。そして曲がった木を木目に沿って加工。曲がっている方が負荷がかかっても割れにくく、材料として良いのだそうです。表面をバーナーでいぶして見た目を整え、部品を水車の形に組み上げていきます。水車が周っている様子を身近に見て育った職人さん、日本人の心を和ませる水車を作り続けたいとのことでした。
≪傘≫
続いては東京・江東区の傘の職人さん。※こちらは2022年10月5日に放送したものです※
甲州織の生地を三角形に裁断。職人さんは16歳からこの仕事を始めたといいいます。国産の手作り傘は市場の1%未満と希少。美しい布を丁寧に骨に縫いつけ、傘を仕上げていきます。
日本の職人一覧はこちらから↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PLXglZY9f1Kw3aV9tWxuVoCwfES1sOdW4c
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