水都大阪コンソーシアムでは、水の都大阪の歴史と文化をリズミカルな節回しで語る創作浪曲「水の都の大阪めぐり」を制作しました。大阪は水運で発展してきた街です。経済発展のみならず、水と親しむ豊かな文化も育んできました。現在でも、大阪市内には中之島をはじめ川が大阪の街の景観を特徴づけ、人々に安らぎを与えてくれています。水の都大阪の魅力を浪曲の楽しい語りを通して知ってもらおうというものです。作品は、髙島幸次大阪大学招聘(へい)教授監修のもと、浪曲師の春野恵子氏と構成作家の米井敬人氏により制作されました。水の都大阪の歴史や文化が、中之島橋蔵(ナカノシマハシゾウ)という架空の人物の目線を通して語られ、思わず「そういう意味だったのか!」とうなずいたり、橋蔵のおとぼけぶりにくすっと笑ってしまったりするとても愉快で分かりやすい内容となっています。浪曲の楽しい語りに引き込まれて水の都大阪を一緒にめぐったかのような気分が楽しめる作品です。