茶室「宝庵」にある<夢窓庵>は、京都・高台寺にある「遺芳庵」を180度反転写しにした茅葺きの小間です。
部屋の広さは、利休が考えた世界最小とされる茶室のサイズ<一畳台目>。
お茶を点てる点前座が0.75畳。お客様が座る1畳。あわせて1.75畳の限られたスペースは独特の緊張感が満ち、利休が求めた侘び茶の究極のスタイルを体感していただくことができます。
吉野太夫を偲んだという大きな円窓、六尺三寸で作られた正方形(正六面体)の室内空間、水屋とをつなぐ洞庫(どうこ)、丸三角四角で構成されたスタイリッシュな外観など、江戸時代初期の美意識が、1930年代のモダニズムの思想にフィットしているところも見どころです。
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