君はバツが悪くなるとすぐに別の話をする。
だから、逆にわかりやすいと言うか
普段はツンケンしてて高飛車なくせに、自分が悪いことをしたとか、負い目を感じてるとか、申し訳ないと思っていると言う気持ちが前面に出てしまうのだ。
わかりやすい。
だから、君が何か突拍子のない話をし出したり、柄にもなくエピソードトークなんかをしだしたら
僕は笑うのを堪えられなくなっしまうんだ。
そして君はそれを見て、なーんだ大丈夫だったのか、と安堵する。
それが僕たちの日常だ。
許す許さないとかそんな話じゃなくて
そもそも君に怒ったりなんてするはずもないのに
君は普段の大きな態度からは想像もつかないほどに
些細な小さなことで僕のことを気にかける。
そんな君の気持ちに嬉しくなるから
どれだけバツが悪くたって
君との生活はいつも二重丸だ。花丸だ。
むしろ君と一緒にいられる資格があるのかどうかを僕はいつも考えていて悩んでいて
君に愛されているのか不安な僕と
君が見ている凛とした僕と
それでも僕を愛してくれる優しい君と
不思議な三角関係を築いているような
もし2人ともに嫌な話とか
乗り越えない壁が生じたとしても
僕は無理して乗り越えるより
手を繋いで脇道に逸れてもいいんじゃないかって
近道でも遠回りでも
なんでも君と一緒なら
君の焦り混じりのエピソードトークはオチに向かうまでどうせ時間がかかるから
一緒にゆっくりと手だけは話さずに
歩んで行けたら
#板橋ハウス
#ルームシェア
#焦燥感