去年、旭川市で女子高校生が橋から落とされ殺害された事件で、殺人などの罪に問われている当時19歳の女。3日の裁判で、同じ罪で起訴されている内田梨瑚被告が証人として出廷しましたが、宣誓を拒否しました。
■裁判長「名前は?」
内田梨瑚被告「内田梨瑚です。」
■裁判長「宣誓してください。」
内田梨瑚被告「しないです。」
初めて法廷に姿を現した内田梨瑚被告(22)。当時19歳の女の裁判に検察側の証人として呼ばれましたが、宣誓を拒否しました。
去年4月旭川市の神居大橋で当時17歳の女子高校生が橋から落とされ殺害された事件。
内田梨瑚被告と当時19歳の女は女子高校生を車に乗せて監禁し、暴行を加えた上、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと脅して転落させ殺害した罪に問われています。
先週木曜日の廷内先週木曜日から始まった当時19歳の女の裁判で、検察側は「女は内田被告への仲間意識から犯行に加担した」と指摘。一方、弁護側は「日常的に内田被告の顔色を伺っていた」などとして、女と内田被告の関係性が焦点となっていました。
永山友菜記者)
「内田梨瑚被告が証人として出廷する予定となっているきょう、一般傍聴席の抽選には多くの人が行列を作っています」。
内田被告は何を語るのか。旭川地裁には3日朝、裁判の傍聴券を求めて初公判よりも多い158人が列を作りました。
そして3日午前10時半から始まった3回目の裁判員裁判。
永山友菜記者)
「内田被告は両手を横にまっすぐ証言台に立ちました。当時19歳の被告の女は、時折、内田被告を無表情で見つめていました」。
内田被告の「舎弟」だったと検察側が指摘する当時19歳の女。その目の前で、内田被告はこのように話しました。
■裁判長「宣誓してください。」
内田被告「しないです。」
■裁判長「理由は?」
内田被告「同じ内容の裁判が控えているのでここでは話したくありません。」
■裁判長「制裁を受ける可能性があるがしない?」
内田被告「はい。」
内田被告が法廷に立った時間はわずか5分。退廷した後、検察側は、内田被告の供述調書を読み上げました。自分の画像を無断でSNSに掲載されたことに腹を立て女子高校生を留萌市で車に監禁した内田被告。
旭川へ向かう途中に当時19歳の女を呼んだ理由についてこのように話しています。
■内田被告の供述調書「舎弟であるだけでなく私に好意を持っていたはず。私がばかにされたことで女自身もばかにされた気持ちだったと推測します」。
また、女子高校生を神居古潭の橋の欄干に座らせた時のやり取りについて、次のように供述していました。
■内田被告の供述調書「女子高校生に対し『死ぬなら私のいないところでやって』と言いました。走って駐車場に向かうと『キャー』と声が聞こえ、その数秒後に『ダンッ』と音がしました。自殺したと思いました」。
3日の裁判は午後4時半まで行われる予定です。
▼HTB北海道ニュース 公式サイト
https://www.htb.co.jp/news/
▼情報・映像提供はこちらから「イチオシ!!動画ポスト」
https://www.htb.co.jp/news/info.html
▼HTB北海道ニュースのSNS
Twitter https://twitter.com/HTB_news
Facebook https://www.facebook.com/htbnews/
TikTok https://www.tiktok.com/@htb_hokkaidonews
#HTB北海道ニュース #北海道 #ニュース