【Q&A為末】
為末大学 Tamesue Academyは「スポーツを通じて人間を探求する」をテーマにしたyoutubeチャンネルです。為末が研究員となって、皆さんと一緒に人間の面白さを楽しみながら探求していきます。
先日は仕草と心の関係についてご回答頂きありがとうございました。"心と身体と環境が波のように繋がり揺らいでいる"という捉え方は、とても興味深く考えが深まりました。 今回は、スポーツマンシップについて質問です。 スポーツマンシップの定義は、"正々堂々と公明に勝負を争う,スポーツマンにふさわしい態度"とのことです(広辞苑より)。ただ、実際には競技上だけでなく、競技外(プライベート)の態度にもスポーツマンシップが求められ、最近ではSNSの影響からかその傾向が強まっている気がします。しかし、競技に能力があっても、聖人のように人間性まで万能は難しく、実際にヨーロッパの一流サッカー選手でも、プライベートでの差別的な言動が幾度か取り上げられていました。 一体なにがスポーツマンシップの高さを分けるのでしょうか。私は競技の特徴(個人戦か団体戦、身体戦か頭脳戦)や文化(歴史や人気度)など要因は様々だと思いますが、一方で結局は個人差な気もしています。また、近年拡大しているeスポーツでは、将棋と同じく頭脳戦でありながらも、歴史が浅く発展途上なこと、バーチャル空間で不正がしやすいこと、練習時は匿名対戦なため他者の目線がないことなどから、スポーツマンシップが未熟であるように感じています。 長くなってしまいましたが、そもそもスポーツマンシップとはなにか、とくになにが影響しているのか。そして、専門外でしたら恐縮ですが、eスポーツに関しても何かお考えがあればお聞きしたいです。
皆さんからのご質問に#TamesueQA にて適宜お答えしていきます。
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為末大(ためすえだい)
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2025年3月現在)。現在はスポーツ事業を行うほか、アスリートとしての学びをまとめた近著『熟達論:人はいつまでも学び、成長できる』を通じて、人間の熟達について探求する。その他、主な著作は『Winning Alone』『諦める力』など。
Twitter : / daijapan ( @daijapan )
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出演 為末大
編集 三原佑太 川村陽菜
DPs 荒川あゆみ 宇佐美菜穂 上山開