島左近といえば、石田三成の重臣筆頭で「三成にすぎたるものが二つあり、島の左近に佐和山の城」といった歌でも有名ですが、その割に遺品はほとんどありません。今回、ご紹介する「島左近の兜」は久能山東照宮所蔵で、ふだん同博物館で常設展示はされていませんが、このたび、9月22日(祝日/火曜)まで展示されていますので、ご興味のある方は行かれてみてください。
慶長5年(1600)9月15日の関ケ原の戦いのとき、三成が布陣する笹尾山に黒田長政隊らが攻めかかると、左近らは防戦するも負傷し、傷の手当てをして、再度、打って出たところ乱戦になり、そこで討ち死にしたといわれていますが、そのとき、かぶっていた兜が、久能山東照宮 博物館で特別展示されている兜といいます。
今回は、この「島左近の兜」を静岡新聞の記事および『日本甲冑図鑑』などを使って紹介いたします。
【展示施設】
久能山東照宮博物館 https://www.toshogu.or.jp/news/post_138.php
【関連リンク】
アットエス(静岡新聞SBS) https://www.at-s.com/news/article/culture/shizuoka/806774.html
一般社団 日本甲冑武具研究保存会 http://japanese-armor.or.jp/jpn/
【関連書目】
『日本甲冑図鑑』(筋兜イラスト)
http://www.shinkigensha.co.jp/book/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%94%b2%e5%86%91%e5%9b%b3%e9%91%91/
『戦国 戦の作法』(兜の種類イラスト)https://gbeshop.thebase.in/items/28282042
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