新たに現役女性アナウンサーの告発を１６日発売の週刊文春が報じました。水谷愛子さんという仮名で報じられた女子アナは、２０２１年冬、フジテレビ編成部長のＡ氏に飲み会に誘われ、東京・六本木の「グランドハイアット東京」のスイートルームに呼び出されました。
部屋には元ＳＭＡＰの中居正広氏、タレント、同僚の女性アナウンサーがいたといい、ほかにも女性ＡＤらスタッフも数人いたといいます。
ところが、飲み会が進むにつれ、女性ＡＤらが帰宅。最後に残ったＡ氏が「仕事があるから」と部屋を去ると、その女子アナの太ももをタレントが密着して触ってきた、と。そして、寝室に移動したタレントが全裸で手招きをしていたというのです。「私、こういうのできない、無理です！」と断ると、Ａ氏らが戻ってきて、再び飲み会になった。そして、水谷アナはＡ氏から中居氏らの仕事には呼ばれなくなった、と告白しています。
フジテレビは、中居さんの問題が明るみに出てから「当事者以外の者の関与といった事実はございません」と、Ａ氏らの疑惑を全面否定しています。以前の動画で「フジがここまで断定して疑惑を否定した場合、別の証言が出てきたら、フジは会社存続の危機に陥りかねない」と申し上げましたが、まさにその通りの事態になっています。
おまけに米のモノ言う株主「ダルトン・インベストメンツ」に「大株主として激怒している」「ガバナンスはどうなっているのか」と言われ、急遽、港浩一社長が１７日午後にフジテレビで記者会見を行うことになりました。
しかし、フジテレビ広報に電話をしたところ、通常の定例会見の前倒しという位置づけであって、フリー記者の出席は認められていない、ということでした。
フジテレビは昨年来、第三者委員会を設置して問題を調査している、と述べていますが、週刊文春で港浩一社長自身が女子アナを利用した芸能事務所社長への接待を行っているとまで書かれている今、フジテレビは事実を認めて謝罪し、役員が退陣するか、週刊文春を訴えて徹底抗戦するしか、道はないのではないでしょうか。