の一大イベント「函館港まつり」。2日から名物の「函館いか踊り」が始まっています。
前田さん、盛り上がっていますか?
前田愛奈記者)
先ほど午後6時15分から「函館港まつり」の名物「いか踊り」の子どもの部が始まりました。私はその「いか踊り」を引っ張る山車の上から中継をお届けしています。
今年はおよそ1万人が参加し、函館市民なら誰でも踊れるほど親しまれています。この「いか踊り」一体いつどのように誕生したのか取材してきました。
函館市民)
(Qいか踊り踊れますか?)「もちろん踊れます!」。
函館市民)
「踊れます」。
函館市民)
「ある程度は踊れるんじゃないかな」。
函館名物いか踊り「♪いか刺し塩からいかソーメン、もひとつおまけにイカポッポ」
函館市民であれば大人から子供までみんな踊れる「いか踊り」。
夏の一大イベント「函館港まつり」の名物です。誕生したのは44年前の1980年。
中毒性があるこの踊り、一体どのように作られたのでしょうか?
前田愛奈記者)
「ありました!!いか踊りの看板があります。ここが事務所ということですね」。
およそ1万人が参加する「いか踊り」。運営を行う実行委員会のスタッフはすべてボランティアです。
祭りで使う5つの山車も自分たちで2日間かけて作り上げます。
メンバー)
「毎年だ、2日間汗だくなんだ」。
メンバー)
「有給とって」
実行委員会のメンバーの吉川平八郎さん(77)。実はこの吉川さんがいか踊りの発案者なんです。
吉川平八郎さん(77)
「最初スナックの店で函館の祭りを変えようということで、(踊り)作るってなったらイカしかないよなと」。
スナックで盛り上がったという吉川さん。後日「宅飲み」をしていた時にあの踊りが誕生しました。
吉川平八郎さん(77)
「家にみんなで集まって、7、8人。一晩で歌詞も踊りもできたから」。
いわば”お酒のノリ”で完成した「いか踊り」。最初は仲間内だけで踊っていましたが広く市民に普及させたもう1人の立役者がいます。
吉川平八郎さん(77)
「俺たちにとって最高の人間」
8年前、62歳の若さで亡くなった高橋徹さん。当初、歌詞と踊りだけだった「いか踊り」ですが、音楽活動をしていた高橋さんが作曲を行いレコードを発売したのです。
吉川平八郎さん(77)
「レコードができてから小学校・幼稚園・保育園の依頼が来て、運動会でみんな踊るようになって」
事務所内の踊り覚えやすい振付と歌詞に、癖になる曲が合わさった「いか踊り」。瞬く間に市民に浸透し函館の夏の風物詩となったのです。
前田愛奈記者)
横にいるいか踊り実行委員会の青年部・岡田さんは幼稚園などに出向いて踊りを子供たちに教えています。いか踊りの終盤は自由参加となり皆で踊り狂う!いか踊りはこのあと午後9時まで続き、3日も行われます。
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