「箱木家千年家」を見に行ってきました。(神戸市北区)室町初期(806年)建築の民家です。兵庫県安富町の古井家(室町期)は林業で財を成した家(箱木さんの話)だそうですが、この家は、庄屋を務めていたそうで元は武士であった(箱木さんの話)そうです。古い民家ですが上層農民といえます。江戸時代には、すでに「箱木千年家」として『摂津名所図絵』で紹介されていますので名家であったと思います。いわゆる庶民の民家(農民)とは違うと思います。
柱も板材もチョウナで削り出されていて、安富町の古井家と同様に建材の古さを感じます。ダム建設のためこの場所に移築されています。国指定重要文化財(2024年9月8日撮影)