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【ゆっくり解説】ダーウィンのパラドックスと呼ばれた難問ー同性愛行動の進化ー

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雑感 今回は「同性愛行動(同性間性行動)の進化」についてです。 私が同性間性行動の進化を研究できるんだと思ったのは、 大学でサトリの存在を知った時です。 一つの遺伝子でここまで行動の変化が起こるのは、興味深いですよね。 ただ当時は、同性愛性行動の論文で興味を引くものはあまりなかったので 詳しく調べていませんでした。(今思うときちんと調べられてなかったのかもしれないですが。。。) ところが、この前本屋巡りをしていたときに、下記の⑤の本と出会い、 それがきっかけで同性間性行動について改めて調べ、動画を作ることにしました。 以下、引用・参考文献 ①Bailey NW, Zuk M. Same-sex sexual behavior and evolution. Trends Ecol Evol. 2009 Aug;24(8):439-46. doi: 10.1016/j.tree.2009.03.014. Epub 2009 Jun 17. PMID: 19539396. →同性間性行動に関するレビュー論文です。読みやすいのでお勧めです。 ②Monk JD, Giglio E, Kamath A, Lambert MR, McDonough CE. An alternative hypothesis for the evolution of same-sex sexual behaviour in animals. Nat Ecol Evol. 2019 Dec;3(12):1622-1631. doi: 10.1038/s41559-019-1019-7. Epub 2019 Nov 18. Erratum in: Nat Ecol Evol. 2020 Jan;4(1):169. doi: 10.1038/s41559-019-1064-2. PMID: 31740842. →動画内で言っていた無差別な性行動に関する論文です。  言われると当たり前に思えますが、なかなかこの発想の転換はできないですよね。。。 ③Ganna A, Verweij KJH, Nivard MG, Maier R, Wedow R, Busch AS, Abdellaoui A, Guo S, Sathirapongsasuti JF; 23andMe Research Team; Lichtenstein P, Lundstrom S, Langstrom N, Auton A, Harris KM, Beecham GW, Martin ER, Sanders AR, Perry JRB, Neale BM, Zietsch BP. Large-scale GWAS reveals insights into the genetic architecture of same-sex sexual behavior. Science. 2019 Aug 30;365(6456):eaat7693. doi: 10.1126/science.aat7693. PMID: 31467194; PMCID: PMC7082777. →ヒトのゲノムワイド関連解析に関する論文です。 ④東北大学プレスリリース 雄同士の求愛は遺伝的素因と社会環境の影響で起きる ―ショウジョウバエでの研究成果― https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2015/03/press20150305-02.html →サトリのことに関してわかりやすくまとめられているのでぜひ読んでみてください。 ⑤進化が同性愛を用意した ジェンダーの生物学(坂口 菊恵/著) →後半は著者の持論が出てきて難しくなってくるんですが、  前半は様々な生物の同性間性行動の事例が紹介されていて面白いです。 制作にあたり 制作ソフト:ゆっくりMovieMaker3、Aviutl 立ち絵:ゆっくりきつね 音楽:甘茶の音楽工房、ニコニ・コモンズ 画像:Wikipedia、ニコニ・コモンズ、他 を使用しました 面白かったな、また見たいなという方は高評価、チャンネル登録お願いします!

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