かつて使われていた鉄鍋は底に三つの足が付いていた。それを逆さにすると、三つの峰が成す山の姿と似ていることから鍋足の名が付いたという。その山頂付近で一気に広がる大展望はまさに絶品である。
山頂には山の神を祭った小さな祠(ほこら)とそれを見守るかのように松の木が立つ日立や奥久慈の山々、南西には筑波山など、山々の競演といった光景が広がる。目前に鍋足三峰の他の岩峰も姿を見せる。
登山口の大中神社は807 年の創建、本殿は江戸時代中期の建造とされる。御神木の大杉は樹齢400年の大木だ。
(2013/ 11/ 16 付け 一部抜粋)