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マルチピッチルート用 クライミングギアの持ち方

登山教室Timtam 518 7 days ago
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https://youtu.be/hTVrANz1aus https://youtu.be/JBhcDwT_wxU https://youtu.be/V-65LRhjnmI クイックドロースリングを使ってリード出来るルートは多くがシングルピッチです。ハンガーボルトを打ちこむために、振動ドリル、ブロワー、レンチといったセットを大きな山の岩場に持って行くことが難しいからです。でも、岩場ゲレンデだったらマルチピッチルートがある所も多いです。 本動画のギアの持ち方は、岩場ゲレンデのマルチルート(小川山、二子山、城山、など)に最適と考えられます。いずれにしても、本動画の持ち方を参考に取捨選択して、効率よく、多用途な持ち方を工夫していただけたら幸いです。 クラックにカムデバイスをセットするようなルートではクイックドローが使えますが、日本にはすっきりしたクラックの走るようなルートは少ないです。 日本は雨が多く、標高が低く、植生が豊かです。なので、日本の岩場は放置すれば薮岩になります。つまり、トータルに考えればクイックドローよりも、60センチスリングを灌木にタイオフして中間支点を作ることの方が頻繁なのです。 普通のクイックドローでなくてアルパインクイックドロー(60cmスリングとカラビナ2個で作る)で60cmスリングを持つ人も多いです。アルパインクイックドローは藪に引っかかると伸びてしまいます(ねじりを加えてそれを防ぐ必要があります)。また、アルパインクイックドローを樹木にタイオフして使う場合は、カラビナ1個が無駄になってしまいます。アルパインクイックドローは薮岩ルートでは効率的でないです。 沢登りの場合、支点は灌木やハーケンであることが多く、軽量化も必要なので、クイックドローは不要です(スリング1本とカラビナ1個がクイックドローの代わりになる)。確実な支点から滝の落ち口までセルフビレイを伸ばすので、ランヤードも不要です(メインロープでのセルフビレイに対応)。支点は灌木や岩で作るので、長スリングを使うより「捨て縄」を使う方がベターです(捨て縄を必要な長さだけ切って使う)。ナイフは沢登りでも必携ですが「ノコギリ」もプラスです。

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