00:00 脱構築と作者の死
04:46 ラング・文体・エクリチュール
10:05 サルトルの文学史観に挑む
13:07 非人称性(エゴの克服)
17:51 『批評と真実』概説
18:52 現代文学の在り方(テクスト論)
23:35 サブカルその他を含めたまとめ
〇文学理論に関する動画リスト
https://youtube.com/playlist?list=PL1zkPxdZvz70mSE_SgzOlhYN5JHfbv3jn
海老坂武さんの解説によりますと、サルトルも作家に対して精神分析的なアプローチを試みています。1951年に上梓された『聖ジュネ』はジャン・ジュネの「人格構成」に迫ったものであり、その20年後に発表された『家の馬鹿息子』はさらに深くフローベールの「素質構成」にまで迫ったものとされています。
サルトルの中で自意識と無意識の重要度がどういったバランスに変化していったか、そこまではさすがに手が回りませんでしたので、この点は『聖ジュネ』を動画にする機会などに改めて考察させていただきます。
バルトは文学より社会学に関する考察の方が面白いです。『物語の構造分析』に収録されている「現代における食品摂取の社会心理学のために」という評論は、ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』を10年近く先取りしています。それもそのはず、バルトはボードリヤールの博士論文を審査した一人なのだそうです。
1967年には衣服(ファッション)の記号作用に注目した大作『モードの体系』を上梓してもいます。鷲田清一さんのファッションに関する哲学書とともに、いつか動画にできたらと願っております。
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(※動画内で用いているのはハードカバー版)
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