演出家・劇作家の平田オリザ氏作・演出のアンドロイド演劇。2018年8月26日に二松学舎大学で開催されたアンドロイドの人格権を考えるシンポジウム「誰が漱石を甦らせる権利を持つのか？――偉人アンドロイド基本原則を考える」で初上演。夏目漱石と正岡子規の書簡のやり取りを通し、二人の友情を描いたフィクション。漱石を漱石アンドロイドが、子規を青年団所属の井上みなみ氏が演じる。
関連書籍
『アンドロイド基本原則 誰が漱石を甦らせる権利をもつのか？』（※漱石アンドロイド演劇『手紙』の台本を特別付録として収録）
（書籍帯文より）
「近い未来に、歴史的偉人のアンドロイドがいたるところで作られていくかもしれない。それは歴史的偉人に永遠の命を与え、社会に甦らせることを意味する。しかしアンドロイドとして甦らせられた偉人の言動は、その偉人のパブリックイメージに遡行的かつ不可逆的な影響を及ぼす可能性がある。このような事態をもたらす権利を、はたして我々はもっているのだろうか？」
日刊工業新聞社 http://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003370
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