札幌市が招致を進めてきた冬季オリンピック・パラリンピックについて、19日、関係者による会合が開かれ、正式に招致活動の「停止」が決まりました。
札幌市 秋元克広市長
「現在の招致活動は停止せざるを得ない」
会合には札幌市や道、それに経済団体や競技会場の候補となっていた自治体らが集まり、冒頭、オンラインで参加したJOC=日本オリンピック委員会が、招致活動の停止を提案しました。
これに対し、参加者からは東京大会をめぐる汚職事件で国民から厳しい目が向けられていることや、招致活動の努力を無にしないためにも、冷静な議論が必要だといった意見が出され、大きな反対はなく招致活動の「停止」が正式に決まりました。
札幌市 秋元克広市長
「時期を見通すことは難しいと思っているが、(招致活動再開の)可能性について将来の芽を残すという意味から、立ち止まるということの決定だった。改めて多くの皆さんにこれまでの取り組みに感謝をしたい」
2014年11月の招致表明以降、2018年の胆振東部地震や2020年の東京オリンピックをめぐる汚職事件などの逆風を受けた招致活動は、機運醸成ができないまま9年間の活動に区切りを付けました。2023年12月19日(火) 18時48分 更新
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