戦国コント!
のんびりやの哲学者、柿の木孫七郎が、戦国をひっかきまわす。
山本周五郎らしいユーモアと人間味のあふれた物語。
天然か大物か? 親友の石原寸度右衛門は、孫七郎のひめた才能を信じて、嫁までもたそうと苦心惨憺するが、孫七郎には通じない。
■あらすじ
1945年(昭和20年)3月発表の滑稽物。好対照の親友だが、ぼけの孫七郎は、天然なのか大物なのか、なにも気にしないぶっ飛んだ男で、27才になるのに、戦場にでたことがない。一方つっこみ役の寸度右衛門は、そんな孫七がはがゆくてならない。どうにかこの友人を世に立てようと、策を練る。
■登場人物
・柿ノ木孫七郎(孫七)
榊原康政の家臣。体格が大きく、顔のパーツもすべて大きいが、性格はのんびりしており、何事にも動じない。戦に対しても焦ることなく、気づけば戦場のど真ん中や城門にたどり着くという型破りな人物。
・石原寸度右衛門(ずんど)
酒井忠次の家臣で、孫七の無二の親友。孫七の価値を誰よりも理解し、周囲の評価を覆すことを願っている。孫七ののんびりした性格に歯がゆさを感じながらも、彼を世に出すために奔走する。
・お初
寸度の知人・田井六郎兵衛の妹。可愛らしく上品な女性で、孫七との縁談のために晩餐の席に出る。
・榊原小平太康政
徳川家康の重臣で、孫七の主君。浜松城に屋敷を構えている。孫七が仕える人物
・酒井左衛門尉忠次
徳川家康の重臣で、寸度右衛門の主君。
・織田信長
徳川家康の同盟者として登場。
・久野弾正宗政
武田信玄の旗下の武将で、天方城の城主。徳川軍の侵攻に備えて防備を固める。
■用語集
蟄伏(ちっぷく)……ひそんでいること
佳麗(かれい)……美しい女性。
叢林(そうりん)……樹木が群がって、生えている林
搦手(からめて)……城や砦の裏門
究竟(くっきょう)……物事をきわめた最高の所。つまるところ。結局。
箙(えびら)……矢を入れる武具のこと。
■「孫七とずんど」目次
0:00 一
6:49 二
13:34 三
21:36 四
30:55 五
39:37 六
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