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【七尾城址にて詩吟】吟詠『九月十三夜陣中の作』和歌『もののふの鎧の袖をかたしきて』辞世の句 『四十九年一睡の夢 一期の栄華一杯の酒』

水緑水紅 34,401 4 years ago
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初めて七尾城址に行きました。私たちが思っていた以上に素晴らしい場所でした。感動しました。(詩吟 吟詠 和歌 名言  松葉水緑 尾﨑水紅)     吟詠  九月十三夜陣中の作   上杉謙信        霜は軍営に満ちて 秋気清し        数行の過雁 月三更        越山併せ得たり 能州の景        遮莫 家郷の 遠征を思う 大意  見渡す限り真っ白な霜が、我が陣営             いっぱいに満ちて、     秋の気配がすがすがしい。     幾列もの雁の群れが空を飛び、     真夜中の月が白々と照り映えてい     る。越後、越中の山々に、手中にし               た能州を併せたこの光景は     まことに素晴らしい。     故郷では家族たちが遠征のことを     案じているだろうが     それはそれでかまわない     今夜はこの美しい十三夜の月を     心ゆくまで眺めよう        和歌  もののふの鎧の袖をかたしき            て枕にちかき初雁の声        辞世の句      四十九年一睡の夢一期の栄華一杯の酒

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