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【知らないとヤバイよ】親指の心地よい使い方

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今回は、親指の心地よい使い方を深堀りする動画です。ピアノを弾く時の親指、結構ヤバイ使い方をしている人も多いです! 親指で悩んでいる方、多いのではないでしょうか。ピアノ弾く時には、親指がくぐったり、親指を他の指が追い越したりと、親指を上手く扱うことが出来ると、様々なテクニックを弾きこなすことが出来ます。でも、鈍感ですよね、親指。もちろん僕の親指を鈍感です…。 親指は他の指とは、全くちがう指です。どのように違うのでしょうか?人差し指を例に見てみましょう。親指以外の4本の指は同じ骨の構成です。一番先の骨を末節骨、それから中節骨、基節骨、といいます。ここまでが日ごろ僕たちが指だと認識している部分ではないでしょうか、でも指はもう一つ中手骨という骨があります。つまり指の始まりは、手首の少し前あたりからということですね。 手をゆっくりと握ってみて下さい。こぶしを作ると、MP関節と呼ばれる第3関節がくっきりと浮き出てきますよね。この第3関節から指を動かしてみましょう。曲げる動きも出来ますし、クルクルと回すこともできます。それに対して第2関節はどうでしょうか? 第2関節は一方向に屈曲することしかできません。第1関節もみてみましょう。こちらも第2関節と同様に、一つの方向に屈曲するのみです。 では親指を見てみましょう。他の4本の指と比べて、骨が1本少ないのが、親指の特徴です。親指には、中節骨がありません。そのため親指のMP関節は、ここ第2関節になります。人差し指でみたMP関節、つまり第3関節は、色々な動きが出来ましたよね。それに比べて親指は動きにくく感じませんか?実は親指のMP関節も、他の指と同様に動くのですが、親指は第3関節がとてもよく動きます。そのため僕たちには、まるで一方向にしか屈曲できないように感じます。  つまり鍵盤を押さえる下方向の動きをするのは、とても難しいのです。しかし僕たちは、他の指のMP関節と同じあたりにある見た目に騙されてしまって、下方向に動きにくい親指の第2関節から指を下に下げようとしてしまうんです。そうすると、手がこのような形になってきます。そして親指付近に痛みが出てしまう方がいらっしゃいます。これがヤバイ弾き方です。 親指を最も下方向に動かしやすい関節がどこにあるかというと、ここです。手首の前あたり、ここが親指の第3関節になります。親指はここから動かすととても心地よく動きます。 折角なのでピアノでやってみましょう。親指のみ、同じ音を打鍵してみます。 僕が弾いている手の動きの変化に気が付いた方は、もう親指の心地よい弾き方を身につけ始めていると言えます。ゆっくりの時は、指のみで動かせることが出来ていましたが、テンポが上がるにつれて自然に前腕の回転を使って弾いていましたよね。 もう一度同じことをやってみるので、そこに着目してご覧下さいね。 これこそが親指を心地よく使う秘訣です。親指を下方向に動かしやすい第3関節は手首付近に埋もれているからこそ、前腕の回転運動と連動させて弾くと心地よく弾けます。 親指の使い方、一緒に少しずつ練習し、心地よく弾けるようになりましょう。僕の他の動画を見て下さっていたらきっとお気づきだと思うのですが、僕は「心地よい」ということにこだわっています。 なぜなら、「心地よく」弾けると、もうピアノを弾くことが楽しくて楽しくて仕方なくなります。ピアノの前に座り音を出すことそのものが、喜びになります。さらに、「心地よく」弾けると音楽を満喫できます。素晴らしい作品を隅々まで味わい尽くせます。ピアノを弾いていて、痛いとかツライとか、ないほうが良いに決まってるじゃないですか! 一緒に「心地よく」弾ける方法、探していきましょうね! 【伊藤憲孝】 ■ピアニスト ■アムステルダム音楽院卒 ■ベルリン"ハンス・アイスラー”音楽大学卒 ■欧州、米国のピアノコンクールで受賞 ■大学でピアノを教えているよ 😻ウェブサイト https://www.noritakaito.com/ 😻ツイッター https://twitter.com/noristyle 😻インスタ https://www.instagram.com/noritakaito/ フォローお待ちしています! #ピアノ指の使い方 #ピアノ指の練習 #ピアノ親指

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