「ミステリー朗読 夜話」チャンネルへようこそ！
集う者たちが、驚愕の物語を語り合う「新奇談クラブ」。
第五夜に語られるのは、香の魔力に取り憑かれた男の悲劇──。
香を嗅ぐことで亡き人の姿を現すとされる「反魂香」。
その香を求め、次第に仏像を削り、焚くことに執着していく男・丈太郎。
愛する許嫁・お園は彼を救おうと、命をかけて天下の名香「蘭奢待」を手に入れようとするが…？
香煙の中に現れる甘美な幻影と、現実の悲劇。
すべてを焼き尽くす香の業火が導く、衝撃の結末とは──！？
野村胡堂の幻想的かつ怪異に満ちた名作、ぜひご堪能ください。
【このチャンネルについて】
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このチャンネルでは、江戸川乱歩をはじめとする名作ミステリーをプロのナレーターが朗読します。
不穏な影が忍び寄るサスペンス、知的興奮を誘う謎解き、背筋が凍る怪奇譚——
名作の世界に浸りながら、上質な朗読をお楽しみください。
🎧 目を閉じれば、物語の世界が広がる
ミステリー好きのあなたへ、極上の朗読体験をお届けします。
ぜひチャンネル登録して、夜のひとときをミステリーとともに——🔎✨
【野村胡堂のプロフィール】
野村胡堂（本名：長一（おさかず））は、1882年（明治15年）10月15日、岩手県紫波郡大巻村（現：紫波町）に生まれました。父は村長を務めた野村長四郎で、幼少期から『三国志』や『水滸伝』などに親しみ、文学への情熱を育みました。盛岡中学校（現：盛岡第一高等学校）では俳句結社「杜陵吟社」を結成し、文学活動に熱中。同級生の金田一京助や一学年下の石川啄木らと深い交友を持ちました。
東京帝国大学法科大学へ進学しましたが、父の死により卒業を目前に退学。その後、報知新聞社に入社し、社会部長や学芸部長を歴任。新聞記者として31年間活躍しました。昭和6年には『文藝春秋オール読物』の創刊に際し、依頼を受けて「銭形平次捕物控」を執筆開始。庶民の人情を温かく描きつつ、善意の下手人を逃がす「しくじり平次」の物語は好評を博し、昭和32年までに計383編が発表されました。
また、「あらえびす」のペンネームで音楽評論家としても活躍。クラシック音楽の普及に努め、約1万枚のレコードを収集するほどの愛好家でした。後年、そのレコードは東京都を経て、故郷の紫波町に設立された「野村胡堂・あらえびす記念館」に返還されました。
昭和33年には『銭形平次』を主題とした功績で菊池寛賞を受賞。昭和35年には紫綬褒章を受章し、昭和38年4月14日、肺炎のため逝去しました。生涯を通じて新聞記者、大衆文学作家、音楽評論家として多方面で活躍し、後世に多くの業績を残しました。
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