県北広域振興局では、幼少期から民俗芸能団体への理解を深めるとともに、民俗芸能団体の後継者育成を促進するため、洋野町の種市海鳴太鼓(会長:中里 利則 氏)による児童への太鼓体験教室を実施しました。
児童は演奏曲の一つ「海鳴り」を令和2年11月から練習し、太鼓団体メンバーの熱心な指導により、回を追うごとに上達していきました。
映像は、最終回(令和3年1月17日)に開催した発表会の様子です。
【種市海鳴太鼓について】
種市海鳴太鼓は、四季折々の『ふるさとの海』を太鼓で表現します。
『ふるさとの海』に育まれた『南部もぐり』の重量感あふれる勇壮な姿を「ふるさとの鼓動」として聴く人の心に響く太鼓を打ち続けます。
種市海鳴太鼓は、昭和58年(1983年)、20余年ぶりに復活した種市の夏祭りを契機として、翌年6月に種市駅前商店街の若者たち(一区青年部)が中心となり結成されました。
その後、会員の減少により解散の危機に陥りましたが、秋田県の「劇団わらび座」から太鼓と振り付けの指導を仰ぎ、更にダイナミックな演奏を取り入れることにより、太鼓の甲子園と言われ、陸前高田市で開催される「全国太鼓フェスティバル」など県内外の太鼓フェスティバルへの出演を果たし、復活を遂げました。
また、近年、洋野町立種市中学校の生徒が学校の文化祭で演奏する太鼓の指導も行っております。
ここ1年間は、新型コロナの影響で出演の機会がなくなっていますが、町内から一般の参加者も多数加わり、様々な機会に太鼓を演奏できる日が来ることを信じて練習に励んでいます。
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