今回は長崎県平戸市の低山ハイク、佐志岳・屏風岳の２座をご紹介します。
この２座は平戸島南端に位置する志々伎山へと向かう途中、目を引く山で登山者なら気になる存在です。最初に紹介する山は佐志岳(347ｍ)、大野集落の最上部のカトリック墓地前から入山します。登山口周辺に駐車場が無いので路肩に駐車することになりますが、地域の方の通行の妨げにならないよう注意が必要です。
簡易舗装の道を３分ほど上がって行くと佐志岳案内板が設置されている登山口に到着。吹きさらしの草原状の斜面をジグザグに道なりに進むと眼下には古田湾、その奥に平戸北部の山々を見渡すことが出来ます。山頂までは約40分もあると到着し、東側の展望は勿論のこと西側の屏風岳・志々伎山、東シナ海の大パノラマが広がっています。
10月～11月初旬にかけてはダンギク・イトラッキョウ・チョウセンノギクなどの野草を観察することが出来るでしょう。
屏風岳(394.1m)へは車で約12分程度で林道分岐に到着、ジムニーなどの小型車であれば屏風岳登山口近くまで進み駐車することは可能ですが悪路なので林道分岐(路肩スペース)に駐車して６分程簡易舗装路を進むと屏風岳登山口へと到着します。屏風岳の登山道は山頂までの約40分間の中間下部までは比較的歩きやすいですが、上部は階段状の悪路＆大雨等による倒木等あり登山道が一部わかりずらい箇所もあるので注意が必要です。また山頂には山頂標識は無く、不動明王・役行者像が祀ってあります。展望は山頂そばにある人工建造物(戦時中に作られた防空監視施設跡)があるので、その施設に上がると志々伎山、東シナ海の大展望を楽しむ事が出来ます。下山は往路と同じ道を足元に注意しながら歩く事になります。
※今回の２座は隣り合わせの山なので効率よく登ることが出来ますが、登山道、展望を考慮するとメインを志々伎山＆佐志岳といった組み合わせがベストかと思われます。
※平戸島参考ＨＰ
https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kanko/hirado/