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天界の村を歩く2 紀伊山地 北山川(奈良県・三重県)

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紀伊山地は、わが国の西南日本を中部地方より九州地方にかけて縦走する大断層である中央構造線の南側にあたる西南日本外帯山地の一部に属している壮年期の山地で、河川によって深く刻まれた谷の日当たりの良い南向き斜面などに形成された「天界の村」を見ることができる。産業は林業と農業で、かつては焼畑も行われていた。 木津呂 この集落は「天界の村」とは呼べないが、天界の村の分布する山岳地域にあって、立地が特異な集落として取り上げるため訪れた。十津川は和歌山県に入ると熊野川と名を変え、新宮市で太平洋にそそぐ。その熊野川の支流であり、和歌山県・三重県県境から奈良県を流れる北山川は、紀伊山地東部を屈曲しながら流れており、円形の流れによってあたかも半島状に見える陸地といえる場所があり、そこに木津呂集落はある。TV番組「ナニコレ珍百景」で取り上げられ注目された集落でもある。河岸段丘上の割と平らな土地に形成されており、屋敷は和歌山県に通じる石垣石塀で築かれ、家屋の形はスバルノウチオロシが見られ奈良県十津川郷の形態と通じている。 玉置川 十津川村の集落は、十津川本流とその支流に分布しているが、玉置川集落は和歌山県を流れる熊野川(十津川下流部)の支流である北山川水系・玉置川の谷に面する集落である。立地する傾斜地は棚田と屋敷地で構成され、屋敷地は雛壇状に構築されている。石垣は石塀につながった高さの高いもので、切石積みのものもある。その形態は、和歌山県の集落形態に通じている。 集落町並みWalker http://www.shurakumachinami.natsu.gs/hyoshi/index.htm

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