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今回は惨酷無惨時代劇と紹介され、圧倒的な狂気を二人の剣士の因縁によって描かれたぶっ飛んだ作品「シグルイ」(Shigurui; Death Frenzy)の解説です。
南條範夫先生の時代小説「駿河城御前試合」の第一話「無明逆流れ」をベースに、「覚悟のススメ」などで知られる山口貴由先生が、独自の奔放性をたっぷり詰め込み漫画化した作品(^^;
暗君と呼ばれた徳川忠長の命により、御法度ともされる真剣を使った御前試合が開かれることになり、そこに現れたのは左手が無い隻腕の剣士と、片足を引きずる跛足な上に、両の目が見えない盲目の剣士、そんな状態ながらも達人とされる二人の試合が始まろうとする中、その二人がどのように出会い、どんな因縁や歪んだ友情的な物が生まれたのか?、その経緯を辿っていくといった、一風変わった流れの作品^^
主人公二人もさることながら、とびきりにクセが強い強烈なキャラ達も登場し、話の中心となる特殊な剣術「虎眼流」の跡目を巡るドロドロとした展開や、達人や凄腕剣士たちによる、恐ろしいほど激しく、リアルで生々しい、とてつもなくグロい描写も多く、そのような耐性が無いと見るに堪え難さもといったところも…(;゚Д゚)
実直な努力家の凄腕剣士と、野心や功名心の塊な天才剣士のダークでシリアスな壮絶ストーリーの中に、「お美事にございまする」や「なまくらと申したか」、「チュパえもん」などネタ的要素も様々入れられ、そのインパクトやシュールさからネットミームにもなってたりも…(^^;
全体的にシリアスで、因縁や嫉妬、憎悪に愛憎など様々な感情が絡まり合い、ディープなストーリーが描かれるものの、その強烈なグロさや一部いかがわしさもある描写からwowowのスクランブル枠といった、限定的な放送になった上に、ある程度の区切りっぽさはあったものの、最後までストーリーが描かれず、中途半端な状態で終わってしまってるのも残念な作品であり、その内容から大きく人を選ぶ作品ではありますが、そのディープなストーリーに重厚な世界観など、非常に惹き込まれるオススメな作品ですΣ(・ω・ノ)ノ!
ゆっくり解説
#シグルイ
#無明逆流れ
#Shigurui
#山口貴由
#チュパえもん
00:00 オープニング
01:41 まだまだ治安が悪そうな江戸時代初期
03:50 あらすじ
08:23 武士道は死狂ひなり…
09:43 凄腕や剣豪など強い剣士がゴロゴロ
12:34 虎眼流
16:11 ネタ的なとこもあるクセの強いキャラ達
33:27 渋めでこだわりの声優陣
36:04 小説版とは別物と言える奔放さ
38:24 当時の若手や海外外注などもありながら非常に高いクオリティ
40:59 世界観を彩るプロップや美術に音楽
42:07 中途半端に終わってしまってるのがほんとに残念な作品…