【金沢職人大学校・左官科】
昔の壁は、小舞掻き(こまいかき)から始まり、荒壁、裏返しをして、土壁を使って斑(むら)直し中塗りをして朱塗り・群青などの上塗で仕上げました。土の壁は温湿度を調節するので日本の風土に適した自然材です。
鏝(こて)の選び方や使い方から海鼠(なまこ)壁、漆喰磨き、漆喰蛇腹(じゃばら )などを学びます。
■金沢職人大学校
https://www.k-syokudai.jp/
金沢に残る伝統的で高度な職人の技の伝承及び保存並びに人材の育成を行い、歴史的建造物及び文化財建造物の修復等を通じて匠の技への高い社会的評価と職人の地位向上、更には伝統的文化に対する一般の理解と関心を深める事を目的として、平成8年10月に開校しました。本校での3年間のカリキュラムを修了し、高度な技術を身につけた職人の方々が、歴史的建造物の修復の場で活躍しています。