【はじめに】
この資料の取り扱いの注意点やまずは本文を取り扱う前の諸々のことは下記にまとめています。必ず目を通しておいてください。
https://www.youtube.com/watch?v=Xx79-32NFTQ
【今回は】
品質マニュアルと呼ばれるものの多くは、規格要求事項の箇条4以降の記載がされている。また、審査に当たっても、「~しなければならない」は箇条4以降に出現するのでどうしてもそちらが主体になる。しかし、QMSに対し組織がどうこれに向き合うべきかは、箇条0から3に記載されている。
規格要求事項の私的解釈の最初のコンテンツは、まずはこの箇条0から3を扱う。
この箇条0から3を表層的に見ている限り、ISO9001ありきの姿勢から脱却できない。今回は「0.2 品質マネジメントの原則 6.客観的事実に基づく意思決定」である。
これも経営者の責任である。
(参考:品質マネジメントの原則)
-顧客重視
-リーダーシップ
-人々の積極的参加
-プロセスアプローチ
-改善
-客観的事実に基づく意思決定 ← ここ
-関係性管理
【規格要求事項の私的解釈について】
従来ISO9001を考えると言うことでいくつかのテーマにおいて、その時々の話題などを中心に情報発信をしてきました。もともとは審査において「規格要求事項」を読むことなくQMSを語る組織の中の人が多いことから「まずは規格を読みましょう」と言うことで活動進めてきました。
その主旨は変わらず、「啓蒙」という傲慢な気持ちはないと信じているとは言え、やはりISO9001:2015という規格への理解は進んで欲しいと言うことから、まずは全項目を網羅した資料を作ることを目指し、新シリーズとして「規格要求事項の私的解釈」として始めます。
最終的には、すべてをまとめたドキュメントにして公開しますが、まずは散発的に情報を提供してゆきます、拾い読みなどをしてくれればよいです。