浄心門・洞辻茶屋からは修行場が続き、いわゆる大峯山の核心地帯を行くことになります。
47年前に初めて登った頃に比べて、山の様子も年々変化しています。
若い頃は、速さを競って登り、周りの景色もそこそこに、じっくり自然を味合うことができませんでしたが、「奥駈の道」はゆっくり味わいながら行くのがいいと思うようになって来ました。
世界遺産にも登録され、信仰の山としてこれからも末長く、自然と共に存続されることを願っています。
熊野までは、まだまだ先は長そうです。
引用文献:「ブッダの真理のことば」 中村 元 訳 (岩波文庫)
「大峯奥駈道 七十五靡」森沢 義信 著 (ナカニシヤ出版)
「熊野、修験の道を往く「大峯奥駈」完全踏破 」藤田 庄市 著 (淡交社)
「熊野修験の森 大峯山脈奥駈け記」宇江 敏勝 著 (新宿書房)
「大峰修験道の研究」宮家 準 著 (佼成出版社)
「和州吉野郡群山記 その踏査路と生物相」御勢 九右衛門 編著 (東海大学出版会)
「西行・山家集」 井上 靖 著 (学研M文庫)
「金谷上人行伏記 ある奇僧の半生」横井 金谷 著 藤森 成吉 訳 (東洋文庫)
「法華験記」沙門鎮源 著 山下 民城 翻訳 (国書刊行会)
「修験道入門」五来 重 著 (角川書店)
「修験道史研究」和歌森 太郎 著 (東洋文庫)
「大峯こぼれ話」銭谷 武平 著 (東方出版)
「入峰の栞」総本山 聖護院門跡
などの文献を参考にさせていただきました。