将棋界のスーパースター藤井聡太七冠の2年ぶりの掛川城での対局に地元は湧きました。掛川の名物を使った「おやつ」にも注目が集まりました。静岡県掛川市内の2か所で開かれた大盤解説会。1月12日と1月13日で計400人を超える将棋ファンが集まりました。
<新潟長岡市から来た人>
Q. 遠いですね?
「遠くないです。棋戦を見るためだと距離や時間は気にならない」
<静岡県磐田市から来た人>
「ここ数年は抽選をしても外れて、なかなか会場に来ることができなかったが今回は無事、当たることができて」
対局とともに注目されるのが、2人が何を食べるのか。昼食には地元の食材を使った6つのメニューが用意され、藤井七冠は1月12日が「回鍋肉」、1月13日は「掛川牛もも肉のカツカレー」。永瀬九段は2日とも「チーズinハンバーグ」を選びました。
一方、2日間で選んだ「おやつ」は藤井七冠が「よこすかしろ羊羹」、掛川産の深蒸し茶を使った「バスクチーズケーキ」、「生クリーム葛大福と掛川和紅茶」、紅ほっぺの「フレッシュジュース」。
永瀬九段が「抹茶オペラ」というケーキ、「掛川抹茶」、「紅ほっぺとキウイの「フレッシュジュース」でした。
藤井七冠が選んだ「よこすかしろ羊羹」は創業70年の老舗「菓子司しみづ」が提供しました。店を訪れると、羊羹を6本買う人の姿がありました。
<都内から来た人>
Q. 注目は?
「おやつ。30分前に発表なったので、13キロ運転して掛川市内から来た。推し活です」
掛川市南部で栽培されたサトウキビから作られた貴重な砂糖「よこすかしろ」。まろやかな風味のようかんになります。1月12日に用意していた30本はあっという間に完売しました。
<菓子司しみづ 鈴木雅之さん>
「まさかうちが選ばれるとは思っていなくてびっくりした。反響を受けて、よこすかしろの製造も増えて、羊羹などの材料にも使って盛り上げていきたい」さらに、藤井七冠が選んだ「深蒸し茶のバスクチーズケーキ」。手がけるのは2023年に開業した菓子店のnananで女性店主が1人で切り盛りしています。
<nanan 田中奈奈さん>
「もう電話来ないだろうなって思っていたので、電話が来たときはうれしかったです」
濃厚なクリームチーズにパウダー状にした掛川産の深蒸し茶を合わせクリーミーな味わいを生み出しました。営業は週に2日。今後は倍の数を用意する予定です。
<nanan 田中奈奈さん>
「掛川の深蒸し茶はすごくおいしいっていうことを感じてもらえればうれしいですし、nananを知ってもらいたいという思いもあるのでぜひ来てほしい」
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