仏陀は、王家を離れ修行を重ねたが、苦行では悟りに至らず、それを放棄することによって悟りを得た。宗教は、人間の無力を認識し、本来の自己を回復する要求である。解脱には自己放棄が必要である。真の悟りは、自己を捨てて、大いなるものと一体になることである。