「あれから10年 これから10年」BS-TBSで毎週土曜よる8時54分放送
東日本大震災から10年。当時10代だった若者の震災後10年とこれからの10年を取材、復興を考える。
File.46 岩手県陸前高田市／及川恭平さん
及川恭平さんは高校2年生の時に被災。学校で数日を過ごした。学校に寝泊まりしている間は何も情報が来ず、街で何が起こっているのかまったく分からない状態だったが、帰宅して「街がなくなっている」のを見て大きな衝撃を受けた。幸い家族は無事だったものの、その後は受験どころではなく生きるのに必死の1年だった。しかし、その特異な体験が今に活きているという。現在、及川さんは地元・陸前高田市で果樹園を営んでいる。及川さんが起業したのは地元への強い思いからだった。それは地元の産物を使って新しい産業を興したいというものだった。その思いがワイナリー経営、将来的には「輸出」「観光」「人の誘致」などにも繋がっている。起業を決意してからは先ず大学でお酒について研究、さらには販路や消費者について見聞を広めるためにワイン商社に勤務、フランス・アルザス地方のワイナリーでも働いた。そんな及川さんの「今」と「10年後」の目標とは？
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