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岩波文庫『何が私をこうさせたか』獄中手記・金子文子 著
より、朗読させていただきました。
内容(「BOOK」データベースより)
悲惨な境遇に抗して懸命に生きつつも、朴烈事件で大逆罪に問われ、一九二六年に獄中で自殺した女性が、搾取と貧困と差別に満ちた近代の日本を痛烈に告発。日韓国交正常化四十年に、日本人が忘れかけている歴史と人間の尊厳を問う。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
金子/ふみ子
1904年(明治37年)横浜に生れる。(戸籍上は1902年。生年は確定できない。1903年説もある)1913年山口県柚口の母の実家にひきとられるが、父親が母親を入籍しておらず、学齢期になっても無籍者として小学校に入れず。1914年父方の祖父母のいる朝鮮の芙江へ赴くが、あまりの虐待に耐えかね、13歳の頃、自殺を図る。1921年春上京して新聞販売員や露天商をしながら苦学。この前後に社会主義思想に接する。1922年無政府主義者の朴烈と出会って同棲し、「不逞社」を結成。1923年9月1日関東大震災の際、朴烈とともに拘留される。1926年皇太子暗殺の意図ありとして、大逆罪および爆発物取締規則違反により死刑判決を受ける(朴烈事件)。のち無期懲役に減刑されるが、7月23日、監獄内で縊死。享年23。
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