【全編】国民民主・榛葉幹事長「来週勝負しようと思っている。ガソリン減税に特化した法律を出す準備を始めている」 地元県連主催のタウンミーティングに参加 年収103万円の壁めぐる交渉決裂には悔しさ滲ませ
国民民主党静岡県連は3月1日、浜松市中央区でタウンミーティングを開催しました。1日は榛葉賀津也 幹事長(参議院静岡選挙区選出)も参加し、ガソリン価格について「来週勝負しようと思っている。新しい法案を出そうと思っている。それはガソリン減税に特化した法律を今出す準備を始めています」と述べています。
国民民主党をめぐっては2024年12月、消費税が生じる年収の境目、いわゆる年収の壁を103万円から「178万円を目指して2025年から引き上げる」ことで与党と合意していましたが、与党側が所得制限を設けた上で、控除額を最大160万円とする案以上の提示をしなかったことから、交渉は事実上決裂しました。
こうした中、同党の静岡県連によるタウンミーティングに参加した榛葉幹事長は「悔しいけどね、しょうがない。数がないから」と胸中を吐露。
また、低所得者層を守ることも大事との考えを示した上で「本来の目的は中間層を手厚くして、この国の経済を回そう、日本を強くしようというのがこの政策の柱。いつの間にか政策の趣旨がすり替わって、低所得者の皆さんを守る政策に変わっちゃった」と与党側の対応を疑問視しました。
一方で、党として年収103万円の壁と共に訴えて来たガソリン税に関する問題については「あきらめないよ。絶対にやり切る」と強調し、「来週勝負しようと思っている。新しい法案を出そうと思っている。それはガソリン減税に特化した法律を今出す準備を始めています」と述べています。
国会では議員が法案を提出するためには衆議院は20人以上、参議院は10人以上の賛成者が必要ですが、予算を伴う法案については衆議院で50人以上、参議院では20人以上の賛成者が必要で、榛葉幹事長が言及した法案は国民民主党単独での提出はできないため賛同してくれる他の野党と共に調整を進める方針です。
2024年12月の3党合意には年収の壁だけでなく、「ガソリンの暫定税率は廃止する」とも明記されていることから、榛葉幹事長は「与党はどうするか。反対できるんですか?約束のガソリン減税やらなくていいんですね?『ガソリン減税してくれ』という悲鳴の声に賛成するか反対するか」とも話しました。
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