【猪木が観客にキレた!】大晦日の神戸で起きた「地獄絵図」。テレビでは放映されなかったアントニオ猪木の「108つビンタ」#猪木 #長州力 #前田日明 #タイガーマスク #プロレス
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そんな中、いよいよ問題の「年越し108つビンタ」が始まろうとしていた。
01年と02年の猪木祭でも行われて恒例行事となりつつあった「年越し108つビンタ」は、「入場先着108人がリング上で猪木から直接ビンタを受ける」というものだった。
だが03年は、過去2年とは状況が違っていた。
さいたまスーパーアリーナで行われた過去2年の「108つビンタ」では、猪木自身はあくまでも108人のビンタに集中し、その場はリングアナウンサーが仕切っていた。エントリーした観客が次々とリングに上がり、猪木からビンタの洗礼を受けて、一礼して去っていく。
過去2年の猪木祭は、放送がTBS、運営製作がDSE、協力が猪木事務所とK-1。現場の一切を任されていたのはDSEだった。リング上でのイベントを進行させていくことは、元々イベント会社であるDSEにとっては、全く難しいことではなかった。
だが、今回の03年の興行にはDSEもK‒1も関わっていない。さらに地上波中継も終了していたので、日本テレビのアナウンサーもすでに引き上げてしまっていた。
リング上には他の選手たちも立っていたが、その中の誰かがその場を仕切るわけでもない。しゃべっているのは猪木だけである。
けれどもこんなときに猪木がその場を回せるわけがない。「僕は自分の明るい未来が見えません!」「見つけろ、てめえで」や「おめえはそれでいいや」などで有名な「猪木問答」でもわかるとおり、猪木に段取りどおりの発言や行動を求めても無理というものである。
しかしそうはいってもその場に他にしゃべる人はいない。猪木が話し始めた。
「恒例となりました108つビンタを始めましょう。年を取ってくると体力がいるんだよなあ。では、呼び上げます。12列目の31番目の人……」
しばらくして小学生くらいの子どもがリングに上がると猪木は言った。
「君は何歳だ?」
「12歳です」
「12歳、うん……いくぞ、よしっ」
そう言うと、子どもを軽く張った。場内から拍手が起きる。
続いて同じくらいの背格好の子どもが上がり、その子どもにも軽くビンタをした猪木。
ところが、その次の観客を同じように呼び出してみたものの、出てこない。
「次は誰ですかーっ」
猪木が呼びかけるが、やはり誰も上がってこない。
しかたなく、リング上にいたその日の出場選手たちが猪木の前に立ち始め、そして藤田、ジョシュ・バーネット、辻、永田らが猪木のビンタを受けた。
主だった選手たちにひととおりビンタしたあと、猪木は言った。
「後が続かないですね。イノキボンバイエは、段取り通りいきません」
さらに猪木はそばにいたスタッフらしい男性に
「今、何人だい?」
と尋ねてみたが、はっきりしない。
第9試合に出場した橋本はのちにこう語っている。
「自分もスタッフの人に『早く並んで』って言われて、猪木さんにビンタされました。『108つでも何でもねえじゃん』って思いました。場を持たすためになりふり構っていられない感じがしましたね」
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