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沖芸入学式 '10「かぎやで風(琉球古典音楽)」"Kajyadhifu (Ryukyu classics music)"

Hiroyasu Iwata 175,706 lượt xem 14 years ago
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首里城(沖縄)
Shurijo (Okinawa)

沖縄県立芸術大学
Okinawa Prefectural University of Arts

入学セレモニー 2010
Entrance ceremony 2010

琉球古典音楽
Ryukyu classics music

「かぎやで風(カジャディフウ)」"Kajyadhifu"

歌詞:
 今日の誇らしゃや / なほにぎやなたてる / 蕾で居る花の / 露きやたごと

『きゆぬふくらしゃや なうにじゃなたてぃる つぃぶでぃうるはなぬ ちゆちゃたぐとぅ』
'Kiyunufukurasyaya Naunijyanatathiru thibudhiuruhananu Chiyuchataguthu'

意味:
 今日のうれしさは、何にたとえられようか。 まるでつぼんでいた花が、露に出会って花ひらいたようだ。
Meaning:
To what will today's gladness be compared? The flower that had closed seemed to meet dew and to have opened the flower.

エピソード:
 昔、琉球の王様が、重い病にかかりました。余命いくばくもないと悟った王様は、枕元に家臣たちを呼んで、どうか世継ぎの王子をもりたて、国の安泰につくしてほしいと遺言しました。
 ところがこの王子には問題がありました。口をきかないのです。王様の死後、国頭親方(くにがみうぇーかた)と城間親方(ぐすくまうぇーかた)は「口のきけない者を王にはできない」と、王子の腹違いの弟を王にたてようと画策をはじめます。
 先王の遺言を守って王子の側についたのは、大新城親方(うふあらぐすくうぇーかた)ただひとり。多勢に無勢、窮地に立たされた大新城親方は、王子にむかって、「ひとことなにかおっしゃってください。このままでは、わたしは腹掻き切って先王にお詫びするほかありません」と言うと、刀を腹に
すると、
  「待て大新城!」 と一声。今までひとことも口をきかなかった王子が、初めて声を出したのです。
 飛び上がって喜んだ大新城親方が、踊りながら即興で詠んだのがこの歌だということです。

[参考]
  「わかりやすい歌三線の世界」勝連繁雄著 ゆい出版(HP マレビト音楽室 より引用)

ありがとう沖縄

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