七福神(謝名城区)
謝名城区の豊年踊りは、百年余の歴史があり1924年(大正13 年)には、寒川(スンガー)芝居の一員であった玉城金三氏の指導により琉球古典音楽をふんだんに取り入れた伝統舞踊が継承され、今年100 周年を迎える。当初は、毎年旧暦8 月8 日に前仕込み(メーシクミ)、10 日に ショウニチ(正日)、11 日にワカレウドィ(別れ踊り)と3 日間行われたが、現在は2 年マールで10月に開催している。踊りそのものは元来、ウイグシクウジガミ(上城氏神)、グシク(城)マク、ネジャメ(根謝銘)マク、テンナス(一名代)マクの諸々の神々、山の神やリユグウ(海の神)の神々をもてなす奉納踊りで、区民の親睦と融和、無病息災、五穀豊穣を願うものである。七福神は紹介(ショウカイ)2 名の「思えば大正13 年度うて…」の口上で始まり、福を招く七福の神々が紹介され、神々の踊りへと続く当区の代表的な伝統舞踊であり古典音楽11 曲で構成される。