堆肥でよく使われる牛糞も使い方や投入量を間違うとまずい、初めに成分表確認が必要です。牛糞たい肥の撒く量、効果、腐葉土やバークたい肥との違いについて。まず堆肥は土のために鋤き込む肥料です。土をフカフカにして保水性と排水性と高め、微生物を増やすための肥料になります。窒素、リン酸、カリウムの含有率はおよそ1%で、野菜を育てる肥料にはなりません。つまり元肥や追肥には使えません。
牛糞堆肥の使用量は1㎡2キロから3キロが標準量です。野菜の栄養になる肥料は一般に100g程度ですから、牛糞の使用量が多いのがわかります。気を付けていただきたいのは教科書的使用量で2キロ3キロの牛糞を使う前に成分表を必ず確認してください。製造者により、窒素リン酸カリが1%前後の牛糞があれば、2%超えている牛糞もあります。2%オーバーの牛糞を2キロ3キロ入れて、さらに鶏糞や化成肥料などを元肥として加えると肥料過多傾向になります。
牛糞堆肥の使い方は一般には畝に混ぜ込みます。化成肥料や鶏糞、苦土石灰、有機石灰などと当時でもかまいません、発酵済になってはいますが完熟とは限りませんので20日からひと月は野菜は植えないほうがいいです。バーク堆肥や腐葉土と同時使用は可能ですが分量によっては窒素が多量に消費されますので窒素肥料の投入が必要な場合があります。