第16回 http://gosan.cocolog-nifty.com/pod/2006/05/16_c33f.html
第17回 http://gosan.cocolog-nifty.com/pod/2006/05/post_28d5.html
第18回 http://gosan.cocolog-nifty.com/pod/2006/05/post_b915.html
第19回 http://gosan.cocolog-nifty.com/pod/2006/06/19_8c6d.html
【用語解説】
★『HIROMIX』
1976年9月24日生まれ。東京都出身。1995年、17歳の高校生の日常を切り取った「SEVENTEEN GIRL DAYS」が荒木経惟に絶賛され、Canon写真新世紀グランプリを受賞。Bigminiというコンパクトカメラで撮影されたセルフポートレートは、90年代のガーリーフォトブームの火付け役となった。
★『ロマン優光』
ロマンポルシェ。のDELAY担当にして象徴的存在。プンクボイ名義でも音楽活動を行うほか、TV Bros.誌上にてコラム『ロマン優光のドーンと生きてみよう』を連載中。新番組『くるくるドカン』(フジテレビ系・土曜夜11時)では、男気チャレンジ十番勝負に身体を張って挑む掟ポルシェの後方で高みの見物を決め込む姿も。初エッセイ集『音楽家残酷物語』(ひよこ書房)は中野・タコシェほかにて好評発売中。
★『リトル・フランキー』
1975年に全日本女子のミゼットプロレス(小人プロレス)に入門し、身長112cmの“小さな巨人”と呼ばれ、WWWA世界ミゼット、初代WMA世界統一ミゼットチャンピオンなど数々のタイトルに輝くほか、Little Army Rockers名義のシングル『ポ・ケ・バ・イ・ブ・ギ』(作曲は後藤次利)など幅広い分野で活躍。2002年に他界。享年44。
★『掟さんの単行本』
「紙のプロレス」「BUBKA」「TV Bros.」などでの執筆活動で高い評価を得ている掟ポルシェ氏。単行本も『説教番長・どなりつけハンター』(文藝春秋・ 2002年2月)、『男道コーチ屋稼業』(マガジンファイブ・2004年7月)が絶賛発売中! ちなみに今回の内容で触れているのは、武田久美子をイメージした貝殻ジャケットが目をひく『男道コーチ屋稼業』の方。
★『1or8』
1991年4月~9月にフジテレビにて放送されたB21スペシャルの深夜バラエティ番組。デビット伊東がソープランドのマット『ポーラースター号』に乗って多摩川を下ったり、ミスターちんが赤帽の荷物に詰められたまま里帰りしたり、身体を張った企画で人気を博すが、8月、ヒロミの背中に大量のロケット花火を背負わせて宇宙へ発射する企画で、火が尻に引火し大火傷を負う事故が発生。秋の番組改編でそのまま打ち切りとなった。
★『広重さん』
ノイズ界の重鎮「非常階段」のリーダーであり、20年以上に渡ってマゾンナ、赤痢、メルツバウら数々のミュージシャンを世に送り出してきたアルケミーレコード代表を務める関西アンダーグラウンドシーンの立役者・JOJO広重氏のこと。今年3月には豪華アーティスト達が参加したトリビュート・アルバム『生きている価値あり』がリリースされた。音楽活動と平行して、スポーツカードの店「JoJo'sスポーツカード」も経営していることは有名。現在、日本スポーツカード協会会長である。
★『ドン荒川』
1945年3月6日生まれ。鹿児島県出水市出身。本名・荒川真。72年、新日本プロレスに入門しデビュー。体格や黒タイツ姿が似ていたことから“前座の力道山”の異名を持ち、カンチョー攻撃などのコミカルなファイトスタイルは「ひょうきんプロレス」と呼ばれ人気を博した。89年3月に引退するが、90年のSWS旗揚げに際し現役に復帰。
★『Arakawa Rap Brothers』
ラジオ番組『伊集院光のOh!デカナイト』内企画で結成されたラップユニット。頭文字がARBになるところがポイントらしい。メンバーはBro.HIKARU(伊集院光)と、Bro.COZY(久保こーじ)で、92年3月にシングル「アナーキー・イン・AK」でソニーレコードからメジャーデビュー。 Bro.COZYこと久保こーじは、90年代に小室哲哉の右腕的存在として作曲又はアレンジ、プロデューサーなど制作に携わっていた人物。
★『熊と闘った二人』
熊と闘った人物として有名なのは、“熊殺し”と呼ばれ伝説を築いた空手家のウィリー・ウィリアムスと、プロレスラーの藤原喜明。藤原組長は94年にTV番組の企画でカナディアン・デビルと対戦。途中、藤原組長は肩を負傷しストップを要請。危なすぎ!
★『ドカベン香川』
元・南海ホークスの巨漢キャッチャー、香川伸行のこと。
★『saku saku』
2000年10月にスタートしたテレビ神奈川(tvk)の音楽情報番組。司会の女の子と「増田ジゴロウ」というキャラクターの掛け合いがウケ、木村カエラ登場以降(2003年4月~2006年3月)は全国区の知名度に。
★『スペル・デルフィン』
1967年9月22日、大阪府出身。イルカをモチーフとした覆面レスラーで、大阪プロレスの創始者。
★『青木りん』
1985年2月28日生まれ。山形県出身。グラビアアイドル出身で、身長:158 cm、スリーサイズ:B108 W59 H86(公称)。
★『トレーシー・ローズ』
年齢詐称して15歳でポルノ産業に入り、18歳でFBIに保護されるまでセックスとドラッグの世界に溺れた伝説のポルノスター。
★『本間しげる』
1962年1月30日生まれ。新潟県出身。87年より一人芝居という形態で活動開始し、92年よりソロライブスタート。環境問題を語るヤクザ、取調室のフィリピーナ といったネタを披露した94年のベストライブ「本間しげるも見たい!」は2000人を動員、ビデオソフト化もされた。
★『真樹日佐夫先生』
1940年6月16日生まれ。東京都出身。真樹道場宗師にして、作家・劇画原作者・映画プロデューサーとして活躍中。早稲田大学英文科を中退後、『巨人の星』『空手バカ一代』など名作漫画の原作者である兄・梶原一騎の紹介で極真会館に入門。80年、真樹道場を設立。
★『TVの国からキラキラ』
新宿歌舞伎町ロフトプラスワンで不定期開催中の宇多丸(RHYMESTER)×コンバットREC(国際TV道連盟)presentsによる超人気イベント。内容は「ヴィンテージTVCMをとにかくひたすら連続視聴 (箸休めにはワイドショー、歌番組、政見放送等から厳選されたショック映像を鑑賞)しつつ、 コレクションの主であるコンバットRECと宇多丸が無意味極まりない意地の張り合いを展開、 そこから生じるアシッドかつ男子校部室的なグルーヴを堪能していただく」(解説:宇多丸氏) もので、毎回“おもちゃ”“家電&AV”“WBC優勝記念緊急特番 王監督世界一おめでとう!!”などとテーマを変えながらVOL.7まで開催。
★『セーラーズ』
水兵のイラストがトレードマークのアメカジブランド。1985年、フジテレビ系『夕やけニャンニャン』で、おニャン子クラブのメンバーが着用したことで人気に火がつき、若者から西川のりおらまでこぞって着用、一世を風靡した。
★『維新力』
プロレスラーで元大相撲力士の維新力浩司(本名 飯橋浩司)は、1961年1月24日生まれ。東京都出身。76年3月、大相撲大鳴戸部屋入門。91年7月引退(最高位十両筆頭)後プロレスに転向し、94年1月UWA世界ミドル級王座獲得。現在はフリーのプロレスラーとしてI.W.A.JAPANプロレス、WAPアジアンプロレスなどで活動中。
★『WAR』
1992年、天龍源一郎がSWS崩壊後旗揚げしたインディーズプロレス団体。98年の全選手解雇後は団体ではなく興行会社として2000年7月のWAR8周年記念大会まで活動。
★『どおくまん』
1970年代に実写映画化された『嗚呼!!花の応援団』をはじめ、『熱笑! 花沢高校』『暴力大将』など数々の男泣きヒット作を誇る大阪出身の4人組漫画家グループ。ちなみに「どおくまん」とは“独立大阪漫人集団”を略したもの。
★『モリタ君』
モリタタダシ。1969年3月25日生まれ。埼玉県出身。みうらじゅん関連ワークや、週刊プレイボーイ連載「武田鉄矢の人生相談―バカチンたちに捧げるバラード」構成など幅広い分野で活躍するライター。
★『DINOSAUR JR』
J・マスシス(vo,g)、ルー・バーロウ(b)、マーフ(ds)の3人で結成、1985年Homesteadから1stアルバム「Dinosaur」でデビュー。なお、掟氏が学生時代コピーしていた「Just Like Heaven」は、88年発表の同名12インチシングルに収録されたザ・キュアーのカバー。
★『紙のプロレス』
山口日昇の世謝出版より“世の中とプロレスする雑誌”として1991年に創刊。94年以降は柳沢忠之と共同で設立した株式会社ダブルクロスが発行元に。『kamipro』と誌名を改めてからはエンターブレインから発売され、今年6月21日発売号で通巻100号を達成した。現在終身名誉バイザーとしてクレジットされている吉田豪はアントニオ猪木再評価になった「猪木とは何か?」への寄稿をきっかけに同誌へ参加。聞き手を務めたロングインタビューは『吉田豪のセメント!!スーパースター列伝』にまとめられている。掟ポルシェの連載『萌え萌え女々苑』共々チェックされたし。
★『ナゴムレコード』
1983年、有頂天のケラ(現ケラリーノ・サンドロヴィッチ)により設立された自主製作レーベル。シニカルさとジャケットに有名漫画家を起用するポップさを併せ持ち、ナゴムギャルなる女の子たちの熱狂的な支持を集めた。同レーベルは有頂天のほか、ばちかぶり、筋肉少女帯、人生(後の電気グルーヴ)、たま、といった顔ぶれを輩出しており、リクエストに応えるかたちで昨年からナゴム再生委員会より貴重な当時の音源が続々再発されている。
★『トランスレコード』
プログレ~NEW WAVEを中心に紹介していた音楽雑誌『FOOL'S MATE』初代編集長の北村昌士により、1985年に設立。北村率いるYBO2(歴代メンバーに吉田達也、K.K.NULL、森川誠一郎らが在籍)を筆頭に、ILLBONE、ZOA、ASYLUMといったバンドが在籍し、インダストリアルや耽美なポジティブパンクを愛好する人々の支持を受けた。なお、音的にはレイヴ系のトランスとはいっさい関係は無い。ナゴムの陽に対し、トランスは陰、……などと簡単に割り切れるものではないが、当時の客層はなんとなく全身黒ずくめでポストモダン系の思想書(ドゥルーズ=ガタリやフーコー辺り)を小脇に抱えていたイメージが強い。
★『根本敬』
1958年東京生まれ。1981年9月号『青春むせび泣き』にてデビューした特殊漫画大統領。独特の視点で“イイ顔”や“電波系”な人々の生態を描写し、湯浅学、船橋英雄との“幻の名盤解放同盟”としても活躍。代表作に『生きる』『亀ノ頭のスープ』 『因果鉄道の旅』『人生解毒波止場』などがある。
★『ワン!ダフルライフ』
2004年に発表されたロマンポルシェ。のアルバム『おうちが火事だよ!ロマンポルシェ。』11曲目に収録。ポメラニアンなど可愛いワンちゃんの名前を織り込んだ、愛犬家にはたまらないナンバー。
★『BURST』
1995年より「若者新世代の総合カルチャーマガジン」としてコアマガジンより刊行。ハードコアパンクから死体写真までアンダーグラウンドな匂いを撒き散らしつつ、マンネリムードに停滞する雑誌界にキツい一石を投じた。メインで扱っていたタトゥー、ボディピアッシング、ガンジャについては後に『TATTOO BURST』『BURST HIGH』として独立。