強烈な寒波の影響で、東日本から北日本は今シーズン最大の積雪を記録し、名古屋でも週末にかけて積雪の可能性があります。
夜明け前、岐阜県の東海北陸自動車道の飛騨清見インターから白川郷インターにかけ、複数台の除雪車が走っていました。路面は白く凍結し、左右には雪の壁が。
白川村では、この2日間で記録的な降雪に。
5日午後9時までの48時間に129cmの雪が降り観測史上最大となりました。
「午前9時すぎの白川村です。この時間帯も雪は降り続いています。雪が大量に積もり、喫煙所の入口がふさがっています」(記者)
大雪のピークはいったん過ぎ、午前10時前には岐阜県内に出されていた大雪警報は注意報に切り替わりました。
それでも、白川村での積雪は250cmを超えています。
白川村の小中一貫校・保育園は臨時休校に
地元の人は6日も朝から屋根などに積もった大量の雪をおろしたり、つららを落とす作業に追われました。
「もうすごいです一晩経つとまた。いま車を堀り起こしたところ、埋まっていて、多分あしたの朝も同じ状態になると思います」(住人)
雪かきの作業に追われるのは大人だけではありません。子どもたちも雪を集め用水路へ落としていきます。
白川村では除雪作業が間に合わず、通園、通学に危険があるとして、村内の小中一貫校と保育園が臨時休校になりました。
Q.きょうは臨時休校だけど…
「かなしい」(小学6年生)
Q.きょう1日何かする予定は
「雪かきだけです」(小学6年生)
雪の影響でバスは観光客用の2便以外は運休に
また、雪の影響でバスは宿泊中の観光客が利用する午前中の2便以外は運休となりました。
「全てのバス会社で運休が決まっています。今回の大雪が原因となっています。道路状況がどうなるか、刻々と変わっているので、そういう(観光を予定する)方も気を付けてもらえれば」(白川郷観光協会 比護隆之 事務局長)
岐阜県内では積雪と路面凍結により、6日正午までに464件のスリップ事故が発生しています。
「最強寒波」の影響は山間部だけでなく、週末は名古屋でも積雪の可能性があり注意が必要です。