立命館 史資料センターHP https://www.ritsumei.ac.jp/archives/
「2000年4月、「アジア太平洋の時代」を切り拓く画期的な新大学が誕生。
「アジア太平洋」―それはこれからの世界においてもっとも重要なキーワードです。
中東から朝鮮半島へと至るユーラシア大陸のアジア、シンガポール、インドネシアなどの島国を中心とした東南アジア、日本、オセアニア、さらに北米から南米にまで広がる広大な「アジア太平洋地域」は、陸地面積（極地等を除く）で世界の約60％、総人口の約75％を占める巨大エリアです。
同時に世界でもっとも高い経済成長率を示し、世界経済の原動力としての役割を担っています。さらに21世紀には、アジア太平洋経済の重要性が今以上に高まることは間違いないといわれています。
そして、もうひとつの魅力がその多様性です。アジア太平洋地域には90を超える国・地域が存在しています。そこでは数えきれないほどの言語が話され、実にさまざまな民族が暮らし、それぞれに非常に個性的な文化が形成されています。また地理・気候もきわめてバラエティに富んでいます。立命館アジア太平洋大学（APU）は、この将来性と多様性あふれるアジア太平洋の国々・地域をひとつの関連性のなかでとらえ、「アジア太平洋学」という新しい学問分野を構築することを大きな目的としています。
そのためにAPUでは、従来の大学教育の常識を破る、画期的で積極的な試みをあらゆる形で展開します。学生の約半数が世界各国・地域から集まる留学生、教員も約半数が外国籍。いわばアジア太平洋の多様性を、そのままキャンパスに取り入れるのです。このような多文化環境のもとで、国内学生と留学生が、英語・日本語を中心に、更にはアジア太平洋地域の言語を使って自由にコミュニケーションをはかりながら、新しい価値観、これからの世界のあり方を探究していきます。
2000年4月、21世紀という「アジア太平洋の時代」に向けて、私たちはみなさんとともに輝かしい第一歩を踏み出したい、そう願っています。」「立命館アジア太平洋大学 西暦2000年開学」より抜粋
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