日本に限らず海外でも、若者の宗教離れはしばしば話題になる。科学万能の時代に、神秘主義はいささか頼りない印象もある。しかし、未だに世界では宗教が大きな力を持ち、時として政治を動かす原動力にもなる。なぜ人類はこれほど宗教を必要としてきたのか。
昨年10月に日本語訳が出版された、オックスフォード大学進化心理学名誉教授のロビン・ダンバー氏の著書『宗教の起源 私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』(白揚社)は、この問題に正面から挑み、宗教の意外な存在意義を明らかにしている。社会学者の大澤真幸氏に、本のポイントと議論すべき点について聞いた。
このインタビューのダイジェスト記事が、オンライン・メディアJBpressにて公開されています。
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