奥羽浪人で母子二人、念流のすばらしい腕を持ち町道場の代師範をしている辰之介が、見知らぬ娘から突然箱包を押し付けられた。当惑する辰之介、約束をして去った娘。本庄藩家宝『青嵐』の茶碗を廻り運命が絡みあう……
【主な登場人物】
来馬辰之介(くるま たつのすけ) 奥羽浪人
来馬つゆ(くるま つゆ) 辰之介の母
来馬勘十郎(くるま かんじゅうろう) 辰之介の父
金沢市郎兵衛(かなざわ いちろううべえ) 道場の主
吉之助(きちのすけ) 道場の内門人
村岡金弥(むらおか きんや) 仙台伊達家中の武士
石谷孫左衛門(いしがや まござえもん) 仙台伊達家 物頭役
六郷阿波守政晴(ろくごう あわのかみ まさはる) 先先代本庄藩主
六郷但馬守政英(ろくごう たじまのかみ まさふさ) 先代本庄藩主
六郷伊賀守正長(ろくごう いがのかみ まさなが) 現本庄藩主
大河原蔀(おおかわら しとみ) 政英の側用人
富田慶一郎(とみた けいいちろう) 本庄藩士 辰之介の旧友
根本嘉兵衛(ねもと かへえ) 本庄藩士 蔀一味の一人
根本きぬ(ねもと きぬ) 嘉兵衛の娘
大河原大吉郎(おおかわら だいきちろう) 蔀の子
友田啓之進(ともだ けいのしん) 蔀一味の一人
松原角十郎(まつばら かくじゅうろう) 蔀一味の一人
蜷川忠兵衛(にながわ ちゅうべえ)蔀一味の一人
野口公平(のぐち こうへい)蔀一味の一人
聞く読書、作業用BGM、聞き流し等々……
少しでもお楽しみいただければとても嬉しく思います✨
底本:「ならぬ堪忍」新潮文庫 新潮社
1996(平成8)年4月1日発行
初出:「富士」大日本雄辯會講談社
1940(昭和15)年1月号
※この作品には、今日の観点からみると差別的表現と取られかねない箇所が散見しますが、著者自身に差別的意図はなく、作品自体の持つ文学性並びに芸術性、又著者が既に故人であるという事情に鑑み原文通りとしています。
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【使用ソフト・機材等】
動画編集、動画、画像、BGM:Power Director
音声収録:Scarlett Solo Studio
音声収録・編集:WavePad・Audacity