【目次】
0:00 ダイジェスト
0:41 タイトル
1:00 キーワード
1:20 全体の流れ
===喫煙の害===
①有害物質
1:47 たばこの煙に含まれる有害物質
2:13 タール・ニコチン・一酸化炭素
②健康影響
2:54 喫煙者は「がん」にかかりやすくなる
3:35 発がん性物質によるがん化の流れ
4:04 脳卒中と心臓病のリスクも高める
4:44 妊婦の喫煙は妊娠・出産にも悪影響
5:21 その他の生活習慣病の原因にも
③受動喫煙
5:41 自分が吸わなくても害はある
6:01 非喫煙者が受ける害は大きい
6:24 有害物質は副流煙>主流煙
6:44 喫煙本数と疾病リスクの関係
7:39 小まとめ
===喫煙対策===
①国内外の対策
8:19 喫煙の害は全世界的に共通認識
8:58 たばこ規制枠組み条約は方向性
②日本4つの対策
9:38 禁煙・受動喫煙・未成年・教育
9:57 禁煙の支援
10:20 受動喫煙の防止
10:59 未成年者の喫煙禁止
11:11 教育で知識の普及
③知識を行動に
11:38 知るだけでなく、行動に移す
12:17 喫煙開始につながる2つの要因
13:17 小まとめ
13:45 全体のまとめ
以下のURLにこれまでの動画で使用したスライドのデータがあります。ご活用ください。
https://drive.google.com/drive/u/1/folders/1MlQQd8UPz8JGxWbzzR1lWyVJbRE0eHM5
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動画の意図
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高校生にもなれば、たばこの害を知らない人は少ないでしょう。しかし、知っているからといって、それを行動にうつせるかは別です。
そのため、今回のキーワードは「分かる」でなく「できる」としています。
まず、喫煙の害を客観的に分析するために、タール・ニコチン・一酸化炭素の3大有害物質に絞って抑えます。
そして、それらが体にどのような悪影響を及ぼすのか、これまでに学習した生活習慣病の予防と関連させながら理解を深めます。
まず、タールの発がん性による発がん確率の上昇について、データを活用して視覚的に理解します。
同様に、一酸化炭素が引き起こす脳卒中や心臓病も、体内で起きる変化をイメージしながら掴んでいきます。
女性の妊娠出産についても、胎児への悪影響があることを科学的に示した図を用いながらもれなく害があることを抑えます。
受動喫煙については、高校生も巻き込まれてしまう可能性があります。自分は吸っていないからと、楽観視しないように健康被害の大きさをデータで示しています。
まとめ的に、喫煙者と受動喫煙者、非喫煙者が虚血性心疾患になる割合を示し、何があってもたばこの煙は有害だという点の釘をさしています。
次のセクションでは、実際の国内外の対策を見ていきます。
まず、全世界的な共通認識のもとで、たばこ対策が進められていることを抑えます。名前が長くて大変ですが、たばこ規制枠組み条約を「方向性
」として単純化し、記憶に残るようにしました。
日本では健康増進法が改正され、実際に身近での喫煙対策が強化されていることを抑えます。
特に、受動喫煙防止のための全面禁煙や未成年者への販売禁止の強化などは身近なところでも行われているためイメージしやすい部分です。
最後に、いくら知っていても、吸ってしまったら意味がないことを強調するために、「始めない」「やめる」「やめてもらう」という3要素に分解して行動を考えます。
とにかく「始めない」ことが大切なので、自身の気持ちよりも周りの環境に影響を受けやすいことを理解し、メタな視点で個人のタバコ対策ができるようにすることを考えています。
総じて、たばこは明確に体に害があるという理論の定着。加えて、たばこを吸わないという実践行動の両立が図れるような内容となっています。
5つのまとめ
✔ たばこの有害物質はタール・ニコチン・CO
✔ がん・生活習慣病・胎児に悪影響で依存性あり
✔ 受動喫煙は非喫煙者にも大きな健康被害
✔ 国内外の対策は禁煙支援、受動喫煙、未成年
✔ 個人ができる対策は、知識をもち始めないこと
単元:1 現代社会と健康
項目:9 喫煙と健康
15分の動画で教科書2ページ分を網羅しています。
# 新学習指導要領 # 喫煙はまわりの人の健康にも影響する