「御室(みむろ)」は、中世、諏訪上社の年75回の神事中、年末から翌年3月まで、前宮において厳冬期の三ヶ月間の重要神事が行われた神居・神殿。なかでも前宮の社殿を神居とする御左口神(ミサグチ神)を、竪穴構造の土中の御室へ迎え入れて祀ることや、小蛇や大蛇の蛇形を入れ、御左口神とともに「そそう神」を祀る祭祀は、諏訪上社の原始性や古層を示すともいわれている。果たして御室とは、どのような建築構造物なのか、実体の明らかでない御室について、考古学的観点から考察してみたい。
講 師:鵜飼 幸雄先生
聞き手:石埜 三千穂(スワニミズム事務局長)
コメンテーター(オンライン参加):田中 基(元どるめん編集長)他
撮影場所:諏訪市駅前交流テラスすわっチャオ(多目的スタジオ)
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