私の試聴室で取り上げられたアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェロのベートーベン作曲ピアノ協奏曲第5番「皇帝」を聴きます。ミケランジェリさんは1920年にイタリアで生まれ、1939年のジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝しています。このレコードは1957年のプラハの春音楽祭でのライブ録音をもとに制作されたとのことでモノラル録音です。(当時37歳)吉田さんが「1950年代のミケランジェリは非常に良かった」と言われているとおり、とても魅力のある演奏です。テンポの速いところと遅いところのメリハリがはっきりしていて色々な発見ができる演奏です。
00:00 吉田秀和さんの解説
<ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」>
04:19 第1楽章
23:17 第2楽章
30:19 第3楽章
40:23 解説