一柳慧作曲(1984年)
「密度」
"Mitsudo" composed by Toshi ICHIYANAGI (1984)
箏Ⅰ:吉原佐知子 Sachiko YOSHIHARA
箏Ⅱ:野澤佐保子 Sahoko NOZAWA
三絃:野澤徹也 Tetsuya NOZAWA
尺八:大河内淳矢 Jun'ya OKOCHI
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一般社団法人日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)
第5回定期公演
JSPN presents Shakuhachi Annual Concert 5
「世界を旅する尺八 -尺八の<外交史>と現在-」
2024年7月12日(金)
豊洲シビックセンターホール
■出演■
一般社団法人日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)正会員
■賛助出演■
〈タブラ〉U-zhaan
〈箏〉吉原佐知子/野澤佐保子
〈三絃〉野澤徹也
■解説■
田中隆文(邦楽ジャーナル編集長/JSPN特別会員)
■作曲■
マーティン・リーガン
■舞台■
矢野守彦(おことの店矢野)/進藤悟(喜久屋楽器)/関屋宗真
■デザイン■
澤本捨史
◆主催:日本尺八演奏家ネットワークJSPN
◆助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京/独立行政法人日本芸術文化振興会 芸術文化振興基金
◆後援:公益財団法人 日本伝統文化振興財団/有限会社邦楽ジャーナル
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尺八は我が国固有の伝統楽器ですが、早くから海外での受容が進み、世界の楽器の一つとして広がり続けており、1994年以降、ワールド尺八フェスティバルが世界各国で開催されて以降、尺八の注目度はますます高くなっています。
(一社)JSPN第5回定期公演「世界を旅する尺八~尺八の<外交史>と現在~」は、これまでの尺八の「外交史」にフォーカスして、海外の音楽家との関わりの中でどのように尺八の現在の姿が形成されてきたかを探る演奏会です。古典本曲から邦楽合奏のみならず、外国の伝統楽器とのアンサンブル作品などを通して尺八がどう世界に広がっていったかを検証します。
また今回は楽曲だけでなく、海外の愛好団体等へのインタビューをまとめた「ビデオプログラム」の上映も行います。世界に広がる尺八の現状を知るとともに、日本人でさえ気づいていない尺八の新たな魅力の再発見に繋がればと考えています。
ワールド尺八フェスティバルinテキサスの開催を来年に控える今。海外に尺八を紹介し、そのかかわりの中で、新たな感性を取り込み、血肉としてきた尺八。その「外交史」を俯瞰することで、尺八の芸術性が世界中で愛好されるその源泉を探り、今後日本の伝統芸能の未来を考える機会となることを期待しています。