魅力度ランキング41位の群馬県が、移住希望地ランキングで1位に！その理由とは？
■群馬県が移住地希望ランキングで初の1位に なぜ移住増加？
上村彩子キャスター：
地方への移住を支援する認定NPO「ふるさと回帰支援センター」が発表した移住希望地ランキングで、前回2位だった群馬県が初めて1位に輝きました。
【2024年の移住希望地ランキング】
1位：群馬県（前回2位）
2位：静岡県（前回1位）
3位：栃木県（前回3位）
4位：長野県（前回4位）
5位：福岡県（前回6位）
2019年は962人が群馬県に移住しましたが、2023年度は1479人に増加しました。20代～30代からの相談が増加しているということです。その理由は、▼首都圏へのアクセスの良さ、▼地震などの自然災害が少ないからという声もあるそうです。
TBSのアナウンサーはニューイヤー駅伝でよく群馬県に行きますが、高崎駅まで新幹線で50分なので、本当にアクセスがいいですよね。
熊崎風斗キャスター：
ニューイヤー駅伝の時は朝方に移動しますが、新幹線に乗っている時間が短いので「寝られないな」って気持ちになるぐらいすぐ着いてしまいます。確かに東京からもアクセスが良く、利便性はいいなと実感しています。
スポーツ心理学者（博士） 田中ウルヴェ京さん：
最近、ちょっと東京から離れた家が欲しいなって思ったときに、みなさんに勧められたのが群馬でした。「なぜ群馬なんですか？」と聞くと、「まず（東京に）近いし、それからいろんなものがある」と言われました。
■物価&家賃が安い群馬県 名湯ぞろい“温泉大国”県内459の源泉が
上村キャスター：
群馬県の魅力は「安い」というのも大きな理由だそうです。
総務書の調査によると、関東なのに物価が全国で3番目に安いそうです。さらに、家賃相場も全国で4番目に安いそうです。1部屋（1K・1DK・1LDK等含む）の全国平均は5万3000円台ですが、群馬県は4万1393円の値段なので、とても安いですね。
さらに、名湯ぞろいの“温泉大国”でもあります。日本三名泉1つ「草津温泉」があります。また、温泉総選挙2024年でも1位に選ばれ、乳白色が有名な「万座温泉」もあります。
ほかにも伊香保温泉や四万温泉など、県内459の源泉・96か所の温泉地があるということで、休日に温泉へ行きやすいのかもしれません。
■車に乗ったままでクリーニングも質店も…“ドライブスルー天国”群馬県
そして、群馬県は自動車の免許の保有率が全国的に高く、“ドライブスルー天国”になっているということです。
群馬県内に8店舗あるコングクリーニングさんは、ドライブスルーで最短30秒ほどで受付が完了します。雨の日も楽ですし、お子さんをチャイルドシートに座らせたまま、やり取りができるというのもとても便利だということで、約8割のお客さんがドライブスルーを利用するということでした。
他にも、高崎市にあるカネコ質店 ハナミズキ店です。質入れはもちろん、買取などもドライブスルーでできるということです。20年以上前からドライブスルーを採用していて、群馬はからっ風がきついので、そのような日は皆さんがドライブスルーを利用するということでした。
最近は少なくなってきているそうですが、群馬県・桐生市は“デカ盛り”も有名です。
キッチン・マカロニさんの「フルーツハニートースト」は高さ43cmあります。パン1斤の上にアイスが2L乗っています。それで2145円ということで、やっぱり物価が安い。
そして、中華料理 万里さんの「焼肉丼・大盛り」は1400円。豚肩ロースにしょうゆベースのタレとライスで重量は1.2㎏あるそうです。
■運動会組み分けは「山の名前」 なぜ赤組・白組ではない？
最後に、“群馬県あるある”ですが、運動会の組み分けは赤組・白組ではありません。
群馬県は「赤城団」「妙義団」「榛名団」と、群馬県民に馴染みのある「赤城山」「妙義山」「榛名山」の「上毛三山」になぞらえて組み分けしているということです。
群馬県の移住促進係の金谷さんは、「上毛三山は群馬県のシンボル。移住相談のなかで日常の暮らしを説明する時、よく出す会話の1つです」ということです。
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＜プロフィール＞
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者（博士） 五輪メダリスト 慶応義塾大学特任准教授
アスリートの学び場「iMiA（イミア）」主宰
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