紫式部と藤原道長の恋愛関係は歴史学的には否定されていますが、紫式部日記からは彰子の出産に伴い土御門殿で生活をともにするようになった2人の関係の進展が読み取れます。
物理的な距離が縮まった2人は親密になり、様々な駆け引きを経て、道長が式部に心の内を吐露するまでの信頼関係を築きました。
日記には関係がほのめかされる程度にしか記されていませんが、これは出産の記録としての道長への献上本、献上後に宮仕え生活の様子を娘 賢子に伝えるために加筆したという日記の性格によるものです。
今回は、議論が分かれる式部と道長の恋愛関係について、あったという前提の元、馴れ初めから関係が進展していく様子について紹介します!
-----------------------------------
参考文献
山本淳子『道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか (朝日選書1039)』
https://amzn.to/3unAL2Q
萩谷朴『紫式部と道長の交情』
(『中古文学』第六号·昭45·9)
山本淳子『紫式部日記と王朝貴族社会』
https://amzn.to/4bTtk3l
-----------------------------------
レキショック 公式Twitter
https://twitter.com/Reki_Shock_
中の人 個人Twitter
https://twitter.com/rekishock0919
レキショック WEBサイト
https://rekishock.com/
【画像引用】
大河ドラマ光る君へ公式サイト
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
【目次】
1:24 2人の男女関係の始まり
7:28 2人の関係の進展
14:28 式部が道長との関係をぼかした理由
#光る君へ #紫式部 #藤原道長 #大河ドラマ