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地震発生から約20分後…川を遡上する津波 新潟・日本海側の“津波” の特徴「短時間で集中的に…」 (24/01/04 ) #能登半島地震 #earthquake #地震 #noto #Japan

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1月1日に発生した地震では津波も観測されました。被害の状況などから短時間で到達し、川を遡上しやすいといった日本海側そして新潟の津波被害の特徴が見えてきました。 【上越市の住民(84歳の女性)】 「ほんとにわずかな時間だったけど、ものすごく海みたいに…」 上越市では関川の河口から津波が遡上。地震の発生後20分ほどで津波が堤防を越え、住宅の方へと勢いよく流れ込んでいきます。 自宅周辺が「海みたいだった」と話していた女性の自宅にも波は押し寄せていました。 【上越市の住民】 「避難する時間がなかったね」 92歳になる夫を連れて避難するのは難しく、2人で自宅2階に垂直避難したと言います。 【上越市の住民】 「ここら辺まで水が来た。一瞬だったけど」 幸い、女性の自宅に大きな被害はなかったものの、堤防を越えた水の勢いはすさまじく、道路のアスファルトも… 【齋藤正昂アナウンサー】 「津波の力によってアスファルトがはがされ、5mほど動かされてこちらの位置に運ばれてきました」 中には… 【上越市の住民】 「天から地獄」 自宅の中まで水が押し寄せたという女性も。 【上越市の住民】 「(水が)トイレ、お風呂の中まで入ってきて、全部ひっくりかえっていた」 川を遡上する津波…専門家はここに低い土地が広がる新潟の特徴があると指摘します。 【新潟大学災害・復興科学研究所 安田浩保 研究教授】 「今回も河川に沿って、内陸に向かって津波が侵入するというのが複数の河川で確認された」 そして、川を遡上する津波は洪水よりも危険だと警鐘を鳴らします。 【新潟大学災害・復興科学研究所 安田浩保 研究教授】 「海の大量の水が川に無理やり押し込まれるような状態。大量の水が洪水に比べると、短時間で集中的にやってくるので、洪水と比べると流れの勢いは数倍強い」 もちろん津波は海岸沿いにも到達。被害をもらしています。 【上越市 中川幹太 市長】 「復旧しなければいけないので、国や県と協力しながらやっていきたい」 県内では柏崎市鯨波で40cm新潟市と佐渡市鷲崎で30cmの津波を観測。佐渡市羽茂地区では漁船が津波に流され陸にあがってしまっていました。 【漁師】 「全部船が浮いたということは、けっこう(津波の高さ)があったんじゃないか」 そして今回改めてわかったのは、日本海側では地震の発生から短時間で津波が到達すること。 【新潟大学災害・復興科学研究所 安田浩保 研究教授】 「震源から新潟県は100~200km離れているが、20分から40分で津波が到達している。早期の避難が重要ということが今回の地震からもすぐにわかる。地震が起きた直後は水際に近づかないということを強く呼びかけたい」

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