12日、高知県高知市の成人式が開かれました。晴れ着に身を包んだ若者たちが決意を新たに一歩を踏み出した1日を振り返ります。
色とりどりの華やかな花を挿したり、大振りで目を惹く髪飾りを付けたり、一生に一度の成人式です!
高知市春野町にあるこちらの呉服店では、2025年の予約が188人。およそ50年前に創業して以来、過去最多となりました。
2025年の人気は洋と和のミックス。リボンなどの洋と花などの和を融合させ、レトロな雰囲気と洗練された美しさを放ちます。
若者たちは振り袖姿になると、誇らしそうな表情で成人式に備えます。
「せっかくの成人式ですから派手なものがいいなと思って緑の生地に派手な着物を選びました。なかなか着ない着物を着ているのでちょっと緊張しているけど、成人式も楽しみだなっていう気持ちがあります」
「お花も大きく、柄がすごくかわいいので、そこがポイントです。自分が笑顔で人生を楽しんで、周りの人も楽しんでもらえるような人柄になりたいです」
いよいよ、成人式の会場へ!高知市の県民体育館は晴れの日を迎えた大勢の新成人たちでにぎわいを見せます。
(高知市 桑名龍吾 市長)
「日々あらゆる苦労をして、準備を怠らず、自分を信じるに値する努力をして、自分の力を信じて、これから突き進んでいってほしい」
高知市の成人式には、2286人が出席しました。人生の節目を迎えた若者たち。表情には緊張や覚悟、喜びや期待感などさまざまな思いであふれていました。
(Q.振り袖のポイント)
「赤をイメージした。すごくかわいくて、輝いてます!」
「これお母さんの振り袖で、着てみたいなと思って、やっと着られました。すごくお母さんも喜んでくれて、おばあちゃんもうれしそう」
「姉妹です。大きくなったなって。小学校の時は自分のほうが背が高かったので、すごく大きくなったなと思います」
「結構わりとすぐだったなって。あっという間の20年でした。もうちょっとお姉さんになって大人になっているイメージだったんですけど、まだまだ子どもです」
「いとこですね。一緒に育ってきて、すごくうれしく思います」
「今、ファッションの専門学校に行っているので、将来はアパレルの仕事につきたいなと思っています」
「ファッション界を盛り上げられるように、頑張ってください」
「離れてますけど、お互い頑張りましょう」
「ちょっと距離を感じますけど・・・(笑い)」
「見た瞬間これに決めました」
(Q.どこに惹かれた?)
「色が好きで。ランドセルの色と一緒の色」
(Q.ティアラは?)
「SNSでつけている人がいて、かわいいなと思って、これにしました」
「両親にすごく迷惑をかけてしまったので、少しでも恩返しできるように頑張りたい。お母さん!お父さん!今まで育ててくれてありがとう。これからもがんばりま~す!」
「20歳になりました!コツコツが!勝つコツ!!」
「(中学の)担任の先生が教えてくれました。『コツコツすることが何事においても、勝っていくコツになる』と言ってくれたので、僕らはそれを信じて新成人として頑張っていきたいと思います」
(Q.このあと先生に会う?)
「一応連絡をとって会うことになっています。僕らも変わった姿を見せられると思うし、先生もどんな感じになっているかすごく気になっています」
「中学校の親友です」
「こんな僕の友達でいてくれるのは光栄ですね」
「20歳になっていろいろできることも増えて、子どもから大人になったなという感じがする」
「ここから先、選択の連続だと思うんですけど、いっぱい考えて、後悔しない人生にしていきたい」
「一人暮らししてみて、親のありがたみがすごくわかった。ありがとうございます、ここまで」
「成長しているなと思ってうれしいです。大変な思いをしている人が世の中にはたくさんいるので、このようなお祝いの席に参加できて、私たちも晴れ着姿を見られることはすごくありがたいので、そのありがたみを感じながら生きていってほしい」
お世話になった人たちへの感謝の気持ちとともに、決意を新たにした若者たち。大人としての一歩を踏み出しました。